製造業にはさまざまな業界があり、「食品」は一般的な業界。転職を考えることもあると思います。
ただ、初めて食品の製造業へ転職するときには、「本当に良い仕事なのかな」「志望動機は、どう考えればいいのかな・・」と迷うこともあると思います。ここでは「食品の製造業へ転職する場合のメリット・デメリット」と「志望動機・自己PRの作り方」を解説します。
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食品の製造業へ転職するメリット
食品の製造業には、次のようなメリットがあります。やりがいをもって働ける業界なので、興味がわいたら転職してみるのもオススメです。
安定して働きやすい!
食品業界で一番大きなメリット、それは「安定している」ということ。
食べることは人にとって必ず必要なので、食品業界はこれからも消滅する可能性がとても低いです。いきなり大きく伸びる可能性もないかもしれませんが、突然業績が悪くなる可能性も低いです(笑)「落ち着いて働きたい」という場合には、適した業界といえます。
作っているものに、興味を持ちやすい
おいしい食べ物に興味がない人は少ないと思います。食品会社で働くと、作っているものに興味をもちやすいです。
管理人は薬品工場や部品工場で働いていましたが、正直なところ興味がもてない製品もありました。食品工場ならこうしたことが少なく、やりがいをもって取り組みやすいです。
管理人の友人もパン工場で働いていましたが、「パン作りに関わりたいと思っていたから、楽しいよ」と言っていました。職場の人とも仲が良く、和気あいあいと仕事しているようです。
商品を、お店で見かけることがある
食品製造業の仕事をすると、作っている商品をお店で見かけることがあります。「これ、自分が作っている商品だ!」と感じられることで、仕事にやりがいを感じやすくなります。
仕事を続ける上で、やりがいはとても大切。作ったものが人の役に立っていると実感できることで、仕事を頑張る気持ちがわきやすくなります。
食品の製造業は、デメリットもある
食品の製造業には上のようなメリットがあるものの、デメリットもあります。メリットとデメリット両方を知った上で、転職を考えましょう。
3交代や2交代など、シフト制勤務になりやすい
食品工場は24時間動いていることが多いため、職場によっては2交代や3交代などの「シフト制勤務」になります。2交代や3交代では「夜勤」をすることになるため、人によっては大変。
ただ、夜勤をすると夜勤手当が支給されたり、昼間の勤務が短くなったりするメリットもあります。シフト制勤務は必ずしもデメリットという訳ではありませんが、夜勤が苦手な場合には、職場の勤務形態を確認しましょう。
衛生面に気をつける必要がある
食品を作っている工場では、衛生面に気をつける必要があります。工場では人が食べるものを作るため、衛生面に細心の注意が払われています。そのため仕事をするときには、手袋や帽子を着用する必要のあることが多いです。
人によっては「職場でも、少しはおしゃれをしたい」「工場での仕事でも、髪型くらいは整えていたい」「ネイルをしたい」のように考えるかもしれません。食品工場では、こうした楽しみはほぼありません。
立ち仕事の職場が多い
食品の製造業は、立ち仕事が多いです。仕事中は工場内を動き回ったり、立って製品を作ったりすることになります。
工場内で重いものを持つことは少ないため、大きな体力は必要ありません。ですがずっと立っていると、人によっては疲れるかもしれません。
管理人も食品ではないのですが、立ち仕事が多い職場で働いた経験があります。仕事に集中していると、意外と立っていても気になりませんでした。要は慣れかもしれませんね。
志望動機を考えるときのポイント
食品の製造業を志望するときには、「志望動機」を考える必要があります。「その仕事の、どんな点に魅力を感じたのか」を伝えられるように準備しましょう。
- パンが好きで、パンの工場で働きたいと思った。
- いつも食べている食品で、その製造に関われることは面白そうだと感じた。
- 料理が好きで、食品業界に興味をもった。仕事をしながら、食材や衛生に関する知識を身に付けたい。
上のように、「自分が食に興味があり、食品の製造業へ応募した」という感じで志望動機を伝えると良いです。「パンが好きだった」「料理が好きだった」のように、食の仕事に興味をもつきっかけから伝えましょう。
逆に「御社はさまざまな食品を作られており、その製造に関われることはやりがいがあると感じた」のように、表面的な志望動機だと面接官の印象に残りにくいです。面接官が「この人は、面接のためにフレーズを用意してきたな」「よくある回答だ」のように思ってしまうため、気をつけてください。
自己PRでアピールするべきこと
自己PRは、仕事内容と照らし合わせて考える必要があります。たとえば「3交代勤務のある職場」なら、「基本的に夜型のため、夜勤でも対応しやすいと考えています」のように伝えると、企業への効果的なアピールになります。
また、食品の製造では、同じ作業を続けることもあるはず。そのため「コツコツとした作業は昔から得意で、ミスなくこなせると考えています」のように伝えるのも良いです。
もちろんフレーズを丸パクリしようとすると失敗するので、求人を確認して必ず「自分の言葉」で伝えましょう。
「転職エージェント」を使い、食品の製造業へ転職しよう
ここでは「製造業として食品業界へ転職する場合」について紹介しました。
食品の製造業にはメリットとデメリットがあり、両方を確認して仕事を始めてほしいと思います。志望動機や自己PRも、前もって考えておきましょう。
なお、転職するときには「転職エージェント」を使うと良いです。転職エージェントは担当のアドバイザーがついてくれて、食品系求人の提案や、志望動機・自己PRのアドバイスを無料でしてくれます。自分だけで仕事探しをするよりずっとスムーズに良い転職ができるため、ぜひ使ってみてくださいね。