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製造業や工場勤務への転職が有利になる、オススメの資格まとめ!

投稿日:2017年7月29日 更新日:

製造業や工場勤務へ転職するときには、「資格を取っておけば有利なのでは?」と思うこともあると思います。製造業の資格はたくさんあり、中には転職で有利になるものもあります。

管理人も危険物取扱者やフォークリフトの資格を持っていて、もしかしたら面接で有利になっていたかもしれません。資格手当が出て給料が1万円プラスになったので、取っておいて良かったです(笑)

ここでは「製造業への転職で、有利になる資格」を紹介します。

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製造業の仕事は幅広く、資格はたくさんある

「製造業」とひとことで言っても、仕事内容はさまざま。食品メーカー、医薬品工場、自動車工場など、全て製造業ですが、やることはまったく違いますよね。

例えば食品メーカーへ転職したいのに「玉掛け(クレーンで吊り上げの運転ができる資格)」の資格を持っていても、あまり役に立ちません。玉掛けの資格を持っているなら、自動車メーカーの工場勤務へ転職するときには有利なはずです。

このように資格を取るときには、「転職先をしっかり決めておくこと」が大切です。企業によっては求人情報に「◯◯の資格を持っている場合、資格手当として1万円支給」のように書かれているため、これを元に勉強する資格を決めましょう。

逆にもし転職先がはっきり決まっていなかったり、いくつかの会社を良いと思っていたりするなら、先に転職して仕事を始めるほうが良いかもしれません。仕事が決まってからそれに合わせて資格を取るほうが、勉強のムダはないです。資格を面接でアピールすることはできませんが、資格手当は狙えるはずです。

製造業・工場勤務で役立つ資格を紹介!

ここから、製造業・工場勤務で役立つ資格を紹介します。転職先の仕事に合いそうなものを選んで、勉強してくださいね。

それぞれの資格を、順番に解説します。

危険物取扱者

「危険物取扱者」はさまざまな薬品についての知識を持っていて、薬品を適切に扱える人に与えられる資格です。医薬品や食品関連の仕事へ転職したいときには、危険物取扱者の資格を持っていると役立つことがあります。

危険物取扱者には種類があり、甲種(こうしゅ)・乙種(おつしゅ)・丙種(へいしゅ)があります。甲種が最も難しく、持っていると転職に有利。転職前には最低限として、乙種を持っておくと良いです。丙種だとちょっと物足りない感じです。

危険物取扱者は勉強しやすいので、まず取得すると良い資格としてオススメです。ちなみに「ガソリンスタンドで働くときに、時給がアップする」というメリットもあります(笑)これは「ガソリンも危険物のため」です。

フォークリフト免許

倉庫や大きな工場では「フォークリフト」という乗り物で、製品を運搬することが多いです。

フォークリフトの運転には、免許が必要。フォークリフト免許はわりと簡単に取得でき、フォークリフトを運転できる人がほしい職場は多いです。そのため免許を持っておくと、食いっぱぐれる心配が少なくなります。「取っておいて損はない資格」といえます。

フォークリフトは「完成した製品などを運ぶため」「製品を作るために必要なものを運ぶため」に使うことが多いです。そのためフォークリフトを持っていて有利になる求人は、「工場内で働く」というよりも「工場の外で働く仕事」になりやすいです。フォークリフト免許で有利になる求人は、フリーペーパーなどの情報誌に掲載されていることが多いです。

玉掛け(たまかけ)免許

上でも紹介した「玉掛け」の免許。クレーンを操作して、重い物を吊り上げる操作ができる人に与えられる資格です。

玉掛け免許の資格は難易度が低く、誰でも勉強に取り組みやすいです。自動車工場など、重たい製品を扱う職場では、玉掛けの免許を持っていると有利です。また、フォークリフト免許とセットで考えられることも多いので、フォークリフトと玉掛けを両方取得するのもオススメです。両方取ろうとしても、それほど大きな時間や労力はかかりません。

衛生管理者

工場での仕事は気をつけないと、「事故」が起きてしまうことがあります。衛生管理者は、こうした事故を防ぐための対策をする人です。衛生管理者は第1種と第2種に分かれており、第1種のほうが上位となっています。

第1種衛生管理者の資格を持っていると、全ての工場などで衛生管理の仕事をすることができます。これに対して第2種衛生管理者の資格では、情報通信・金融・保険・卸売など、限られた業界の職場でしか仕事をすることができません。

第2種衛生管理者の資格を持っていても、製造業の工場で働くことは難しいです。そのため第1種の取得を目指して勉強すると良いです。難易度は「普通」くらいで、テキストなどできちんと勉強すれば、十分合格できるレベルです。

溶接技能者

ものづくりで行われる作業の中でも、技術や経験が必要とされるのが「溶接」。金属の部品同士を溶かしてくっつける作業で、熱や火花が出るため正しい方法での作業が大切です。そのため「溶接技能者」として、資格になっています。

ただし溶接の技術はくっつける素材によって違い、それぞれが異なる資格となっています。アーク溶接・ステンレス溶接・チタン溶接・プラスチック溶接・すみ肉溶接・石油工業溶接など、溶接という同じ技術でも、細かな注意点などが違います。

さまざまな溶接の資格を取って、「溶接のプロ」を目指すのも良いかもしれませんね。

電気工事士・電気主任技術者

電気に関連する製品や技術を扱っている企業では、電気工事士や電気主任技術者の資格を持っていると有利。

電気工事士は電気や配線、電子回路などの知識と、電気工事の技術を身につけている人が取得できる資格。持っていると電気の技術者として仕事をすることができます。一種と二種があり、まずは一種から取得すると良いです。

また、電気主任技術者は部署の主任(リーダー)的な立場として働ける、幅広い知識・技術を持っている人が取得できる資格。一種〜三種があり、これも自分の知識・技術レベルに応じて取得します。

難易度的には電気主任技術者より、電気工事士のほうがハードル低め。ひとつずつ取っていくことで、電気技術者としてステップアップすることができます。働き始めてからも、上を目指すと良いですね。

廃棄物処理施設技術管理者

最近は「エコ」がさまざまな業界で注目されていて、環境や廃棄物に関する知識を持った人材を必要としている会社は多いです。このときにアピールとして役立つのが、「廃棄物処理施設技術管理者」(漢字が多い・・)。廃棄物の処理方法や清掃の仕方についての資格で、リサイクルセンターやリサイクル関連企業などで働きやすくなります。

廃棄物処理施設技術管理者の良いところは、講習を受ければ取得しやすいこと。「基礎・管理課程」と「管理課程」の2種類に分かれていて、基礎・管理課程は10日間、管理課程は4日間の講習を受けます。そして最後に行われる試験で80%の点数を取ると、資格を取ることができます。

基礎・管理課程は誰でも受けられますが、管理課程は実務経験が必要。まずは基礎・管理課程を取りましょう。

半導体製品製造技能士

PCやスマートフォンなど、最近はさまざまなIT系の家電製品が人気です。こうした製品の中には、「半導体」という部品が組み込まれています。半導体はPCやタブレット、スマホなどの性能に大きく関わっているため、半導体の知識・技術を持っていると、今後も活躍できる人材になることができます。

半導体製品製造技能士は、半導体の技術に関する資格。1級と2級があり、どちらも学科試験と実務試験があります。また、1級は7年以上、2級は2年以上の実務経験が必要なため、企業へ入社して働き始めてからしか取得できません。

1級を持っていると、今後また転職するときにもとても有利。「高い半導体技術を持っている人」として、大手メーカーからもオファーが期待できます。もちろん難易度は高いものの、目指してみるのも良いかもしれません。

CAD関連の資格

機械や電気など、設計の仕事に欠かせないソフトが「CAD」。CADを使いこなすには知識と技術が必要で、さまざまな種類の資格があります。

スタンダードな「CAD利用技術者試験(2次元・3次元)」、国が設けている資格である「CADトレース技能審査」、デザインに関する資格である「autodeskマスター試験」、3次元のCAD設計に関する資格である「三次元設計能力検定試験」などがあり、仕事内容に合わせて取るのがオススメ。

設計の仕事は、今後もなくなりにくいです。CADを極めれば、それだけで今後も食べていくには困らないはずです。

TOEIC

どの企業でも役に立ちやすいのが、英語に関する資格である「TOEIC」です。TOEICは「ビジネス現場での英語スキルを測る試験」で、990点が満点。600〜700点くらい取っていると、転職でも有利になりやすいです。

どんな資格も勉強は必要。英語を苦手にしている人は多いですが、中学校・高校・大学などで基本を学んでいることは多いはず。多少のベースがある状態で勉強を始められるため、意外と得点を伸ばしやすいかもしれません。

ただし仕事に直結しないこともあるため、やはり仕事を始めてから勉強するほうが良い資格です。

本当のところ、資格は転職してから取るほうがオススメ

ここまで、製造業や工場勤務に役立つさまざまな資格を紹介してきました。

「資格を取って、転職に生かそう」と考える人は多いのですが、正直なところ、資格は転職してから取るほうがオススメです。

その理由は、「資格を生かそうとしても、求人がちょうどあるとは限らないため」「資格を取るには、勉強期間と費用が必要なため」です。

技術に関する資格は、どれも専門性が高いです。つまり特定の企業ではメチャクチャ役に立っても、業種が違うとまったく役立たないこともあります。

転職先を決める条件は、仕事内容だけではないはず。年収・勤務地・会社の雰囲気など、トータルで考えて決めると思います。つまり資格がアピールになる仕事内容で、さらに自分の希望条件に合う企業を探すと、かなり候補が減ってしまいます。

また、資格取得には、お金と勉強時間が必要。中には10日くらいの講習を受けて取得できるものもありますが、多くは半年や1年くらいの期間がかかります。

資格がなくてもあなたを採用してくれる企業は、半年や1年ほどかけて探せば見つかることが多いです。先に転職してから仕事に合わせて必要な資格を取るほうが、きっと効率的です。

転職のために資格取得を目指す場合、転職の準備と資格の勉強、どちらを先にするかを考えてから始めてみてください。

ちなみに先に転職の準備をするなら、「転職エージェント」を使うのがオススメ。転職エージェントに登録すると、求人の提案や面接のアドバイスをしてくれる担当アドバイザーがついてくれます。アドバイザーはどんな資格を取るべきかについても相談に乗ってくれるので、悩んだときは聞いてみるのも良いです。

>>製造業・工場勤務におすすめの転職エージェント

ちなみに管理人が使ったのは、「リクルートエージェント」というサービス。大手のサービスで、製造業の仕事も多いのでオススメです。

進みたい分野を決めて、それに合わせて資格を検討しよう

ここでは「製造業への転職に有利な資格」を紹介しました。

資格は転職で有利になることもあるものの、勉強時間とお金が必要。資格を先に取るのもひとつの方法ですが、実は資格がなくても転職することはできるため、「本当に今、資格を取る必要があるか」を考えてみてくださいね。

資格を取るべきかで迷ったら、転職エージェントで相談してみるのもひとつの方法。転職エージェントは自分では思いつかないような提案をしてくれることもあるため、視野を広げるのに役立ちます。利用は無料なので、悩んだときには活用してほしいと思います。

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