転職活動での履歴書や面接では「志望動機」を考える必要があります。志望動機は「なぜその仕事に応募したのか」ということを、面接官へアピールするもの。
志望動機は「書くことが思いつかない・・」ということがよくあります。そこでここでは、「工場勤務の志望動機の作り方」を解説します。しっかり志望動機を仕上げれば、きっと良い転職ができるはず!参考にしてほしいと思います。
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採用率をアップさせる志望動機の書き方・ポイント!
効果的な志望動機を書くためには、気をつけるべきポイントがあります。次の3つのポイントを押さえましょう。
【効果的な志望動機を作るためのポイント3つ】
- 「条件」を志望動機にせず、「その企業ならではの特徴」に興味をもつ。
- 求人情報や企業のサイトで、企業や仕事内容について知る。
- 必ず自分の言葉で、本心からの気持ちを伝える。
「条件」を志望動機にせず、「その企業ならではの特徴」に興味をもつ
NGな志望動機でありがちなパターンは、「条件を応募した理由にする」というもの。例としては、次のような内容です。
- 「家から近いので応募しました」
- 「給料が良かったので応募しました」
- 「福利厚生がしっかりしていたので応募しました」
こうした動機は、残念ですが全て不採用になりやすいです。。
これは恋愛に例えると分かりやすいですが、「収入」「学歴」「どこに住んでいるか」などの条件だけで、誰かを好きになることはないと思います。笑顔が魅力的、自分と趣味が合う、など、「その人にしかない特徴」があるからこそ相手を魅力的に感じますよね。
企業の志望動機もこれと同じで、志望動機は「その企業ならではの特徴に興味をもったから」という内容にするべき。
たとえば、次のような感じです。
- 御社で作られている◯◯という製品が好きで、ぜひ働きたいと思いました。
- 御社なら、思い切りものづくりの仕事ができそうだと思いました。
- 御社のクルマが好きなので、ぜひ仕事として自分の手で作ってみたいと思いました。
上のような志望動機なら、その企業ならではの部分に興味があることを伝えているため、好印象になりやすいです。
また、志望動機は「自分の言葉」で伝えることがとても大切。
表面的な言葉では、面接官には響きにくいです。本心から上のような動機があれば、その熱意は必ず面接官に伝わります。すると企業が「そんなにウチのことを考えてくれるなら、採用したい」と思ってくれやすくなります。
どんな企業でも、独自の特徴はあります。求人に応募したくなったということは、あなたもその魅力を感じているはずなので、「どうしてこの企業へ応募したくなったんだろう・・」と考えてみてください。
求人情報や企業のサイトで、企業や仕事内容について知る
上のポイントを踏まえて企業の魅力を考えても、「その企業ならではの特徴なんて、何もない・・」と感じることもあると思います。
ただ、それは「企業や仕事内容についてよく知らないだけ」の可能性があります。
志望動機を考えるには、「求人情報」と「企業の公式サイト」をしっかりとチェックすることが大切。求人やサイトのページをよく読むと、色んなことが分かるはずです。
- 「工場で作っている部品は、ウチの親父が乗っている車に使われてるんだ」
- 「働いている社員さんの日常がホームページに書かれている。職場の雰囲気が良さそう」
- 「仕事内容は、コツコツした作業が得意な私に向いていそう」
企業についてよく知ると「こんな事業もやってるんだ」「こんな企業理念なんだ」のように、良い部分が見えてきます。そして、自分の希望に合うところにも気付きやすくなります。
多くの人は、求人情報の「収入」や「条件・待遇」だけをチェックしてしまいがち。ただ、作っている商品やどんな事業をしているのか、どんな理念なのかなどを調べると、興味がわきやすくなります。そこから志望動機を思いつくことはよくあるので、困ったらまずは情報収集をしましょう!
必ず自分の言葉で、本心からの気持ちを伝える
志望動機は、自分がしっくりくるまで考える必要があります。
「志望動機、どういう内容にしよう?
まあ、ほかの人のフレーズをマネすればいいか!」
こんな風に考えてしまう人もいるのですが、表面的なフレーズは面接官にバレやすいです。企業の採用担当はたくさんの人と会っているため、「本心から話しているか」をすぐに見抜いてしまいます。
下でも例文を紹介しており、これを参考に志望動機を考えるのは効果的です。ただ、丸パクリにならないよう、自分にしっくりくるフレーズを考えてほしいと思います。
工場勤務の志望動機、例文を紹介!
ここまで紹介してきたように、上の3点を意識すると良い志望動機を書きやすくなります。
ここからは「志望動機の例文」を紹介します。履歴書の作成や面接の参考にしてくださいね。ただしもちろんですが、例文を参考にしつつ、自分の言葉で伝えられるように準備することが大切です!
「自分の性格に合っている」パターン
- 「御社の仕事内容は私に合っていると思い、応募させて頂きました。私は以前からものづくりが好きで、特に細かい作業をするのが得意でした。もちろん御社の仕事にはさまざまな種類があると思いますが、仕事内容を確認していて、自分に向いている部分が多そうだと感じました」
- 「私は人と接することが好きなのですが、同時に車も好きです。御社の仕事はチームで働くという内容でしたので、周りの人とコミュニケーションをとりながら業務を進めるのは、やりがいがありそうだと感じました」
上のように「自分の性格と仕事内容が合いそう」という動機は、企業が納得してくれやすいです。企業の担当者は「性格に合っているなら、しっかり働いてくれそうだ」と感じてくれます。
「企業の仕事内容」に興味をもったパターン
- 「私はもともとバイクが好きで、バイクに関する仕事をしたいと思っていました。御社のバイクはとても好きで、私は◯◯に乗っています。自分の手で御社のバイクを作れることは、とてもやりがいが大きな仕事だと思います。体力が必要だと思いますが、しっかり頑張りたいと思います」
- 「私は車が好きで、車の組立てをする御社の仕事にとても興味がわきました。また、仕事をする中で車に関する知識や製造の技術も身に付くと考えており、やりがいをもって取り組めそうだと考えています。人と話すことも好きなので、チームで仕事をすることにも興味があります」
仕事内容を志望動機にする場合、「ほかの同じ仕事を募集している企業じゃダメなのですか?」と聞かれることがあります。このときの対策として、「御社の製品が好きなので、御社じゃないとダメなのです」のような理由をもっておくと良いです。
「企業の社風や理念」に惹かれたパターン
- 「御社の社風にとても共感しました。もちろん仕事をしっかり頑張ろうと思っていますが、自由な雰囲気が感じられて、働きやすそうだと感じました。長く働くことで、御社にもよりたくさん貢献できたらと思います」
企業のホームページには多くの場合、「社風」や「企業理念」が書かれています。これをチェックして共感できるなら、履歴書や面接で伝えると良いです。
ただ、表面的に「共感した」と伝えても、高い確率でバレます。本心から共感できたときに伝えると良いです。
志望動機に迷ったら、転職エージェントで相談するのもオススメ
ここまでのポイントと例文を参考にすれば、志望動機を作ることはできるはず。ただ、「どうしても自分では思いつかない・・」「自分だけだと、本当に良い内容なのか分からない」ということもあると思います。
こんなときには、「転職エージェント」を使うのがオススメ。転職エージェントは「無料で転職活動をサポートしてくれるサービス」で、求人の紹介や書類作成サポート、面接対策などを行ってくれます。登録するとあなたを担当してくれるアドバイザーがつき、志望動機のアドバイスもしてくれます。
志望動機は応募する企業によって変える必要があり、あなたの状況によっても変わります。転職活動で迷ったら、「立ち止まらずにアドバイザーへまず相談」がオススメです。
ちなみに管理人が使っていたのは「リクルートエージェント」というサービス。大手のパーソルキャリアという企業が運営している人気の転職エージェントで、正社員を目指すなら使いやすいです。
正社員以外に派遣やパートなどでの工場勤務に応募するなら、「工場求人ナビ」というサービスがオススメ。さまざまな勤務形態の求人を扱っていて、自分にピッタリの仕事を見つけやすいです。
志望動機は大切!じっくり考えて作成しよう
ここでは「工場勤務の志望動機」について紹介しました。
志望動機はとても大切。企業のホームページや求人情報を見ていると、「自分に合う」と感じるところがあるはず。こうしたポイントをチェックして、自分の言葉で志望動機を考えましょう。本当に「この企業で働きたい」と思ったら、自然に志望動機を思いつくようになります。
良い志望動機を作れば、納得のいく転職にグッと近づきます。しっかり考える必要はありますが、転職エージェントのサポートも活用しながら頑張ってくださいね。