ベンチャー企業は設立して間もなく、独自の技術や製品でこれから成長していく企業のこと。
ベンチャー企業は人によって向き不向きがあるものの、転職先として考えるのも良いです。管理人は製造業のベンチャー企業で働いていたことがあるので、ここではベンチャー企業のメリット・デメリットと向いている人、転職するのにおすすめの転職エージェントを紹介します。
>>製造系ベンチャー企業への転職に使いやすい、オススメの転職エージェント!
製造業のベンチャー企業で働く、4つのメリット
まずは製造業のベンチャー企業で働くメリットから。大きく分けて4つあります。
【製造業のベンチャー企業で働くメリット】
- 任される仕事が幅広く、やりがいがある
- 職場に活気があり、アットホーム
- 職場によっては、収入が高め
- ニッチな業界の専門家になれる
任される仕事が幅広く、やりがいがある
ベンチャー企業は少人数で仕事をするため、1人1人が担当する仕事の幅が広いです。管理人も製造スタッフとして仕事をしながら、開発のような仕事もしていました。管理人は開発の仕事に興味があったので、少しでも関われるのは面白かったし、いろんな知識が身について良かったと思います。
また、ベンチャー企業で行っている事業は、今注目されている技術や製品であることが多いです。最先端の技術や製品に関する仕事ができるのは、とても刺激になると思います。
管理人は2社のベンチャー企業で面接を受けたことがあります。そのうちの1社は住んでいた場所から遠かったので入社こそしませんでしたが、「大学とも連携していて、仕事を通してかなりいろんなことを勉強できる」とのことでした。ベンチャー企業は個性があり、中小・大手企業にはない魅力があると思います。
とくに20代前半~中盤までの場合、ベンチャー企業ならさまざまな仕事を任せてもらえるため、良い経験になります。身につけた技術・スキルを武器にして転職すれば、さらに良い仕事ができる可能性もあります。
職場に活気があり、アットホーム
ベンチャー企業は「これから会社を成長させていくぞ!」という雰囲気が職場全体にあり、活気が感じられます。「落ち着いて働きたい」という人もいると思いますが、チャレンジしたい人にはベンチャーが良いと思います。
また、ベンチャー企業は社員数が10~20人ほどの場合も多いので、活気がありつつもアットホームな雰囲気があります。仕事が楽しくて夜まで会社にいる人なんかも、ベンチャーならけっこういます。大手企業はしっかりルールが決まっていることが多いのに対して、ベンチャーだと良い意味で自由です。
職場によっては、収入が高め
ベンチャー企業は職場によって、収入が高いです。管理人も20代中盤でベンチャーに転職しましたが、手取りで30万円近くありました。20代の正社員としては、まずまず高めの額だと思います。
もちろん収入の額だけで仕事を決めるのはおすすめしませんが、やはり給料は大事なポイント。ベンチャーは、仕事のやりがいと収入が連動しやすいです。
ニッチな業界の専門家になれる
ベンチャー企業で行なっている事業は、とてもニッチ(狭い)な分野・業界であることが多いです。
狭い業界でも高度な専門知識・技術をもっていると、「高いスキルを持った技術者」として認められるようになります。すると改めて転職を考えるときにも、有利になりやすくなります。ベンチャーはさまざまな仕事をすることになるため、「将来的に役立つ技術を身につけやすい」といえます。
製造業ベンチャー企業のデメリット
ベンチャー企業にはさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットもあります。次の3点を確認しておきましょう。
【製造系ベンチャー企業のデメリット】
- 仕事が忙しくなりやすく、結果が求められる
- 企業が長続きするか分からず、将来が不透明
- 大手メーカーのようなブランド力はない
仕事が忙しくなりやすく、結果が求められる
ベンチャーでは任される仕事が幅広く、自分だけが担当する仕事もあります。そのため、大きな責任が伴うこともあります。指定の期限までに目標基準をクリアしたり、タイトな納期で製品を作る必要があったりします。落ち着いて働けることは少なく、常に結果を求められます。
ベンチャー企業を考えるときは、転職エージェントのアドバイザーに実際どうなのかを確認して、面接で職場や工場の見学をさせてもらいましょう。また、ベンチャー企業の社員、社長、面接官の雰囲気も、自分と相性が良さそうか見ておくべき。自分と会社との相性は第一印象や面接での会話で、ある程度判断できます。
企業が長続きするか分からず、将来が不透明
ベンチャー企業は、将来性が不透明な場合があります。本当に長続きしそうな企業かどうかは、「企業のホームページや事業内容」「求人情報」「面接での質問」などで確認するべき。
管理人の場合は「どんな企業でも頑張らないといけないのは同じ。もしベンチャーが倒産しそうになっても、仕事で技術・経験・スキルを身につければ、また仕事はあるだろう」くらいに考えていました。管理人のいたベンチャー企業は倒産していませんが、普通に転職はできました。
大手メーカーのようなブランド力はない
ベンチャー企業には、大手メーカーのようなブランド力はありません。「主任」や「プロジェクトリーダー」などの肩書きがつくと嬉しいものですが、社外の人と商談や打ち合わせなどをするときには、対等な立場として話すことが多いです。
ベンチャー企業が向いている人は、「仕事を頑張りたい人」
以上メリット・デメリットを踏まえて、ベンチャー企業が向いている人は「仕事を頑張りたい人」「チャレンジ精神のある人」です。
ベンチャーの仕事はやりがいがあり、職場によっては収入が高めです。会社自体は無名かもしれませんが、興味をもって仕事に取り組めそうなら、充実した仕事生活を送ることができるはずです。
逆に「とりあえず仕事ができて、そこそこ給料がもらえればいい」という場合は、ベンチャー企業よりも一般的な中小企業のほうがおすすめです。
ベンチャー企業への転職におすすめの転職エージェント
ベンチャー企業は1社だけでなく、必ず複数の会社を比較して考えるほうが良いです。ひとつだけだとその会社が本当に良いのか判断しにくく、転職してから後悔することになりかねません。
ただ、ベンチャー企業の求人はもともと少なめ。住んでいる地域や、希望条件に当てはまるものに絞ると、なおさら数は限られます。つまり「できるだけ製造業の求人が多い転職エージェント」を使う必要があります。全体の求人数が多ければ、ベンチャー求人が多い可能性も高いです。
これを踏まえて、オススメの転職エージェントを3つ紹介します。
求人数と転職サポートのバランスが良い「リクルートエージェント」
転職エージェント大手の「リクルートエージェント」は、ベンチャーの求人を探すにもオススメです。
リクルートはさまざまな企業とネットワークがあり、製造業の求人をたくさん確保しています。そのためベンチャー企業の求人も豊富で、新しい求人が入ったときにもアドバイザーがすぐに紹介してくれます。
また、リクルートエージェントは転職ノウハウも充実。履歴書・職務経歴書の書き方や面接でのアピール方法など、さまざまな面でサポートしてくれます。困ったらすぐに相談できて使いやすいため、「まず使うべきサービス」としてオススメです。
スキルや経験に自信があるなら使いやすく、サポートも的確!「メイテックネクスト」
次にオススメなのは、経験者向けの転職エージェント、「メイテックネクスト」。製造エンジニア専門の転職エージェントで、好条件な求人がたくさん揃っています。
メイテックネクストは製造業の求人だけに特化しているため、大手からベンチャーまで魅力的な求人が充実。さらにアドバイザーが専門技術や業界に詳しいため、アドバイスもかなり的確です。一般的なエージェントは「アドバイザーが何だか頼りない・・」ということもありますが、メイテックネクストなら頼りになるはず。
ただしメイテックネクストは、製造エンジニアとしての経験やスキル、キャリアがないと、あまり良い求人が見つかりません。使える人は限られますが、合う人にはとても使えるエージェントといえます。
製造業求人が豊富な「マイナビメーカーAGENT(エージェント)」
最後は大手のマイナビが運営する「マイナビメーカーAGENT(エージェント)」というサービス。こちらも製造業専門のエージェントで、スタッフも技術に詳しい人が揃っています。
マイナビはリクルートと同じく人材サービスを長く運営しているため、さまざまな求人が揃っています。大手だけでなくベンチャーの求人も定期的に確保しているため、好条件な求人が見つかる可能性は十分あります。
マイナビメーカーAGENTのイメージとしては、総合的なリクルートエージェントと専門性に特化したメイテックネクストの中間という印象。メイテックネクストほど経験者向けではなく、リクルートエージェントのような使いやすさもあるサービスです。もちろん大手なので体制が整っていて、サポートはしっかりしてもらえます。
>>「マイナビメーカーAGENT(エージェント)」の公式サイト・詳細