期間工はトヨタやホンダなどの大手メーカーで働きますが、こうした企業の正社員になれるチャンスがあります。多くの自動車メーカーは「期間工の正社員登用」を行っていて、頑張って働く人を正社員として採用しています。
期間工の給料は手取りで月30万円ほどと、かなり稼げます。さらにトヨタや日産などの正社員になれたら、相当オイシイと思います。
ただし期間工から正社員になるためには、努力が必要。
そこでここでは
- 「本当に正社員になれるのか?」
- 「どんな試験をクリアしないといけないのか?」
- 「どれくらい難しいのか?」
などを解説します。期間工は稼ぎたいならオススメですが、正社員を狙って働くのも良いですね。
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期間工で頑張っていると、正社員登用の誘いがある!
期間工は半年や1年のように「契約期間」が決まっていて、その期間中は社員と同じ待遇で働くことができます。
同じ勤務条件とはいえ、期間工は働ける期間が決まっているため、不安定ではあります。ただ、頑張って働いていると、「正社員にならない?」と上司や職場のリーダーから誘われることがあります。これが「正社員登用(せいしゃいんとうよう)」です。
正社員は期間工としてただ働いていればなれるわけではなく、「この人には、ぜひウチの会社でずっと働いてほしい」という人にチャンスがきます。
上司やリーダーは期間工の仕事ぶりをチェックしていて、見込みのある人に声をかけるわけです。
正社員登用は男性・女性関係なく、頑張れば誰でもチャンスがあります。大手の自動車メーカーの多くは正社員登用を行っているので、目指してみるのもアリです。
【大手自動車メーカーの正社員登用】
メーカー | 正社員登用の狙いやすさ |
---|---|
トヨタ | ◯ |
ホンダ | △(採用少ない) |
日産 | ◯ |
マツダ | ◎ |
スバル | ◎ |
ダイハツ | ◯ |
正社員のなりやすさは仕事の頑張りにもよりますが、トヨタ・ホンダ・日産の3大メーカーはハードルが高め。トヨタと日産は高いレベルで仕事を頑張る必要があり、ホンダは採用自体が少ないです。逆にマツダとスバルは比較的狙いやすいので、なるべく正社員を狙うならアリだと思います。
期間工と正社員の給料・待遇、どっちがいい?違いは?
期間工と正社員を比べると、正社員のほうが良いように思えます。ただ、実はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合うかどうかを考える必要があります。
【正社員】
メリット | ・長く働くほど給料が上がる。 ・さまざまな技術の知識や経験が身につく。 ・ボーナスがある。 ・年齢が高くなると、管理職になれる可能性がある。 |
---|---|
デメリット | ・給料から引かれる額が大きくなり、手取り収入が期間工より低くなることがある。 |
【期間工】
メリット | ・手取り給料が高い。 ・更新手当や満了慰労金、特別手当など、手当が多い。 ・タイミングに応じて職場を変えやすい。 |
---|---|
デメリット | ・最長2年11ヶ月で、職場を変えたり再雇用の契約を結んだりする必要がある。 ・身につく技術は少ない。 |
管理人の個人的な意見ですが、最近は期間工も悪くはないと思います。
今はとても変化の激しい時代で、大手企業でもピンチになることがあります。正社員は、こうした変化に対応しにくいのがデメリットです。
もちろん大手企業は資金力があるので一定期間は耐えることができますが、場合によっては危ないこともあります。正社員になったからといって、完全に安心ではないことは理解しておくと良いです。
期間工なら働き始めた直後から高い給料をもらえて、自分の生活に合わせて仕事を変えることができます。
最近は時代の変化が激しいので、パッと仕事を変われる期間工は、ある意味で理にかなっているといえます。
ただ、やはりまだ「大手メーカーの正社員」に良いイメージをもつ人は多く、実際に魅力的です。期間工として働くか正社員を目指すかは「自分がどう働きたいか」によるので、じっくり考えてほしいと思います。
年齢が20代や30代前半なら、正社員になれるチャンスは十分ある!
期間工から正社員は、年齢が若いほどなりやすいです。20代〜30代前半なら、可能性は十分あります。
正社員になると、その企業で定年まで働くことになります。企業は「なるべく長く働いてほしい。仕事を通して成長してほしい」と考えて正社員登用をするため、若い人を中心に採用するのです。
ただし40代や50代でも、正社員になれる可能性がゼロというわけではありません。特にトヨタなどは年齢以外に実力も重視するので、正社員になりたいと強く考えてしっかり働けば、上司が認めてくれることはあります。
期間工から正社員の登用率(倍率)は、10〜20%が目安
期間工から正社員になれる倍率は、10〜20%を目安と考えてください。つまり「期間工10〜20人のうち、1人か2人が正社員になる」という確率です。
企業も今後しっかり働いてくれる人材を採用したいため、正社員登用のハードルは高めになっています。
ただ、ここで気をつけてほしいのは、「正社員登用は、抽選のようなものではない」ということです。
つまり自分の働き方によって、採用してもらえる可能性は高くすることができます。
「とりあえず仕事を適当にこなして、お金をもらえればいいや」と考えて期間工の仕事をしている人は、周りから見ても分かってしまいます。遅刻や欠勤がよくあり、仕事もミスが多い、これでは正社員にはまずなれません。
逆にテキパキと仕事をこなして、周りの人に挨拶をしたりコミュニケーションをとったりしている人は、上司や社員の人から見ても好印象です。
後者のような人なら、会社が「アイツは正社員として働いてほしいな」と感じやすいはずです。
つまり10〜20%という数字だけを見ると「正社員なんて、とてもなれそうにない」と感じてしまいますが、仕事を頑張れば、意外とチャンスはあるのです。
そして期間工として働く人は「このままそれなりに食べていければいいや」という人もけっこういるため、本気で目指せば正社員になれる可能性は十分あります。
期間工の仕事は単調なルーチンワークですが、その中でも「何かできることはないかな」と考えて作業をすると良いです。
【正社員登用を狙うために、仕事で気をつけるポイント】
- 遅刻・欠席をしない。
- 周りの人に挨拶をする。
- 同僚や上司と、明るく元気にコミュニケーションをとる。
- 報告・連絡・相談をしっかりする。
- 身だしなみや清潔感に気をつける。
- 仕事で工夫できることがもしあれば、改善したり提案してみたりする。
- 新しい業務を、積極的に勉強しようとする。
- イベントや研修などに参加する。
上のポイントをまとめると、要は「とにかくしっかり、積極的に働くことが大切!」ということです(笑)
上のような働き方を続けていれば、正社員になれる確率は10%や20%どころではなく、もっと高くなるはず。自分からチャンスをつかみましょう。
大手メーカーの正社員になると、あなたに対する周りのイメージは一気に変わります。
- 「トヨタの正社員って、すごいね!」
- 「ホンダの正社員なの!?マジで??」
こんな感じであなたへの接し方がガラっと変わることもあるので、狙ってみるのも良いと思います。
期間工として働く人はさまざまで、周りの空気に流されて「まあこのままでいいか」と思うこともあるかもしれません。ですが正社員を目指すなら、しっかり目標を意識して日々の仕事を頑張ってほしいと思います。
正社員になるための条件・採用試験は、どんな内容?
「トヨタや日産の正社員になりたい!」と思ったら、「条件」をクリアして「採用試験」に合格する必要があります。
まず、「正社員への条件」は、大きく3つあります。
【正社員登用に誘われるための条件】
- 1〜2年ほど、期間工として働いていること(企業によって期間は違う)。
- 上司からの推薦があること。
- (周りから認めてもらえるくらいの働きぶりをしていること)
3つめの項目は具体的な条件として入れていない企業が多いものの、大前提として必要です。
この条件を満たして上司から「正社員にならない?」と誘われたら、次に「採用試験」を受けます。これに合格すると、晴れて中途採用として正社員になることができます。
採用試験は、「面接」と「筆記試験」の2つに分かれています。企業によって筆記試験が行われないことがあるなど、違いはありますが、だいたいどの会社も似ています。
面接の内容
面接では上司と話して、「本当に正社員としてふさわしい人物かどうか」が見極められます。
主に聞かれるのは、次のような質問です。前もってどのように答えるか考えておくと良いです。
- なぜ正社員になりたいと思ったのか。
- 仕事にどのような考えで取り組んでいるか。
- 仕事をする上で、工夫していることがあるか。
- 正社員になるとコミュニケーション能力も必要だが、周りの人とどう接しているか。
期間工は「お金」を中心に考えて良いですが、正社員の場合は「仕事内容」を重視して面接の質問に答える必要があります。
つまり正社員の志望動機として、「安定した収入を得たいから」「働きやすい環境が整っているから」のような内容はNG。
確かにこうした気持ちはあると思いますが、企業は「仕事にやりがいをもって、しっかり働いてくれる人」を求めています。そのため、例えば次のような形で答えます。
また、期間工はもくもくと作業をしていれば良いことは多いですが、正社員になるとさまざまな人と話す機会があります。コミュニケーション能力を問われることも多いので、意識しておくと良いです。
筆記試験
筆記試験は「SPI」というマークシート方式の試験。中学校までで習うような内容の国語・算数の問題が出題されます。
国語は文章問題、算数は「+・ー・×・÷」の基本的な計算に加えて少数や分数の計算が出題されます。不安な場合は本屋でSPIの対策問題集や計算問題集などを買い、準備しておくと良いです。
筆記試験はすごくレベルの高い問題が出るわけではなく、あくまでも「一般的な知識」を確認するために行われます。よほど低い点数でなければ、「普段の仕事ぶり」「上司からの評価」「面接での返答や雰囲気」を重視して合否が決まるはずです。
また、職場には期間工から正社員になった人もいるはずなので、採用試験を受けるタイミングになったら相談すると良いです。面接や筆記試験の内容や対策のポイントをアドバイスしてくれるはずです。
仕事内容は、正社員になった直後はそれほど変わらない
正社員登用で見事合格した場合、仕事はいきなりキツくなるのか・・?
期間工から正社員になることで仕事内容が大きく変わるかというと、実はそうでもありません。しばらくは似た仕事が続くので、負担は変わらず正社員になることができます。
ただ、正社員として責任のある仕事を任される機会は増えるはずなので、今後はさまざまな仕事を担当する可能性はあります。
職場によっては正社員になっても長い間仕事内容が変わらず、ある意味オイシイこともあるとか。。
これはもう運による面があるので、なかなか狙って働くことはできませんが、こうしたこともあります。まずはいくつかの企業で期間工の仕事をしてみて、その上で考えてみるのも良いと思います。
頑張って働けば、正社員登用のチャンスはある!
ここまで見てきたように、期間工として積極的に働けば、正社員になれるチャンスは十分あります!
仕事ぶりを上司から認められて、声をかけられたらあと一歩。このハードルが一番高く、面接と筆記試験は大コケしなければ大丈夫です。正社員に誘われる可能性は10〜20%ほどですが、狙ってみる価値はあります。
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