作られた製品の品質をチェックする「品質管理」は、製造業の中でも人気職種のひとつです。
品質管理へ転職をするなら、転職エージェント選びが大切。転職エージェントはどれも同じように思えるかもしれませんが、調べてみると意外と差があります。ここでは「品質管理への転職には、どの転職エージェントを使うべきか?」を解説します。
品質管理の求人は全体的に少なめ
まず、品質管理(略して品管)の仕事は全体的に少なめです。管理人が働いていた工場には、200人くらいの製造スタッフがいました。これに対して品管で働いていたのは、わずか4人。
品質管理では製品が基準をクリアしているか、検査設備や器具を使ってチェックします。検査はそれほど大人数でなくてもできるため、人数は少なくて大丈夫なのです。
品質管理はただでさえ求人が少ない上に、退職する人がほかの仕事に比べてたくさん出るわけでもありません。求人が少ないのは、このためなのです。
ただ、大手の転職エージェントはさまざまな企業とネットワークをもっていて、品質管理の求人はいち早く確保しています。そのため大手のサービスなら求人を見つけやすく、希望に合う転職をしやすいです。
品質管理が多い転職エージェントを調べてみた
大手の転職エージェントとして有名なサービスは、リクルートエージェント・マイナビエージェント・doda(デューダ)の3社。
これら3社について、品質管理の「公開求人数」をチェックしてみました。
3社の公式サイトでは公開求人を検索できるため、キーワードとして「品質管理」を入力。この結果で3社を比べてみました(2017年7月現在の数字)
転職エージェント | 品質管理の公開求人数 |
---|---|
リクルートエージェント | 631件 |
マイナビエージェント | 64件 |
doda | 2,588件 |
圧倒的に品質管理の求人が多いのは「doda」!
品質管理の求人がイチバン多かったのは、「doda(デューダ)」です。公開求人を検索してみたところ、2017年7月現在で2,588件がヒットしました。
dodaはものづくりや製造エンジニアの求人に力を入れていて、品質管理の求人も十分な量を確保しています。リクルートエージェントやマイナビエージェントに比べて、品質管理は圧倒的な求人数となっています。
もちろん転職エージェントは求人数だけでなくサポートの質も重視するべきですが、dodaは大手のエージェントなのである程度安心感があります。品質管理への転職を考えるなら、使ってみるのはオススメです。
最大手の「リクルートエージェント」は2番手だが、アドバイザーの実力も考えると使う価値あり
次に品質管理の求人が多かったのはリクルートエージェント。品管の求人数は631件でした。
ただ、リクルートエージェントは転職エージェントの最大手で、求人量・サポートの質共にとても良いです。品質管理にこだわるならdodaを使うべきですが、ほかの職種も含めて転職を考えるなら、リクルートエージェントも十分使う価値があります。
また、リクルートエージェントは一般に公開していない「非公開求人」も多いので、公開されている求人が少なめになっている可能性もあります。
「マイナビエージェント」はいまひとつ
最後にマイナビエージェントですが、品質管理の公開求人は64件でした。
なお、マイナビエージェントは非公開求人も数だけは知ることができ、324件でした。非公開求人を合わせてもリクルートの半分ほどで、品質管理への転職を考えるならマイナビエージェントは不向きです。
マイナビエージェントは最近、20代前半の「第二新卒」を中心にサポートしています。品質管理は第二新卒でも応募できますが、若い人には他の職種のほうが向いているのだと思われます。
品質管理は安定して働きやすく、オススメの仕事!
ここでは「品質管理に適した転職エージェント」を紹介しました。品質管理の求人は圧倒的にdodaが多く、まず利用すべきサービスとしてオススメです。
管理人はリクルートエージェントが1番オススメなので、トータルのバランスを考えるならリクルートエージェントを使うもアリです。どちらかのサービスを使えば、希望にピッタリの転職ができるはず。ぜひ活用して、良い仕事を見つけてくださいね。