既婚者や妻子持ちで、期間工を考えることもあると思います。
ただ、奥さんや子供がいる場合、期間工は慎重に考えるべき。期間工は確かに収入は良いですが、契約期間は決まっていて不安定、さらに体力的にも大変です。
もちろん「絶対にやめておくべき」というわけではないのですが、今後のことを考えて始めないと、生活が苦しくなってしまうこともあります。
ここでは「既婚者・妻子持ちが期間工を始める場合」について紹介します。じっくりと考えた上で、決めてくださいね。
既婚者・妻子持ちでの期間工は、リスクが高い
まず、既婚者や妻子持ちで期間工をするのは、リスクが高めです。
期間工は基本的に、3ヶ月や6ヶ月の契約。しっかり働けばその後も仕事を続けられる可能性はあるものの、場合によっては打ち切りになることがあります。
また、期間工としてひとつの職場で働ける期間は、最長で「2年11ヶ月」。ここまで働いたら職場を変える必要がありますが、このときには引越しをしないといけないことがほとんどです。
トヨタやホンダなど、大手メーカーの工場は田舎にあり、違う企業の工場が隣り合っていることは少ないです。別の職場で働くときには、その企業の工場がある場所へ引っ越す必要があるのです。
奥さんだけならまだついてきてくれるかもしれませんが、子供がいて引越しを繰り返すのは、難しいと思います。
さらに期間工は、体力的にも大変。小さな部品を扱う部署に配属されればまだ良いですが、重いものを持ったり運んだりする作業は多いです。あなたの体は自分だけでなく、家族のためにも大切です。
このように既婚者にとって期間工は、かなりリスクが高いことを理解しておきましょう。
正社員登用制度はあっても、採用される保証はない
大手メーカーには「正社員登用制度」があり、頑張って働いてくれる期間工を正社員として採用しています。
「ミスなく働いて遅刻・欠勤をせず、同僚の人とコミュニケーションをとる」という働きぶりを1~2年ほど続けていると、上司に「正社員にならない?」と声をかけられるチャンスがあります。トヨタや日産などの正社員になれたら、とても良いですよね。
ただ、期間工としてしっかり働いても、必ず正社員になれるわけではありません。
企業には新しいモデルの生産を始めるなど、「正社員を採用したいタイミング」があります。「いつか正社員になれるはずだから、今は期間工として頑張ろう」と考えても、期待とは裏腹にずっと期間工から抜け出せないこともあるのです。
妻子持ちの場合、正社員になれるまではかなり不安が大きいと思います。それなら最初から、正社員で採用してもらえる求人を探すほうがおすすめです。
「正社員になるのは難しいのでは?」と思うかもしれませんが、中小企業なら採用してもらえる可能性は十分あります。手取り収入は期間工より下がるかもしれませんが、「長く働くことができる」という安心感は自分にも奥さんにとっても大きいはずです。
当面の収入を確保したいだけなら、期間工も選択肢に
ここまで見てきたように、管理人としては既婚者に期間工はあまりおすすめできません。手取り給与は高いものの、どうしても「その場しのぎ」になってしまいやすいためです。
ただ、これからの人生計画をしっかり考えて始めるなら、期間工も良いかもしれません。
「1年間だけ、期間工として頑張ろう。そうすれば貯金に余裕ができるから、そこから正社員の仕事を探そう。もし期間工の職場で正社員登用の誘いがきたら、迷わず受けよう」
上のように少し先を見据えるなら、「その場しのぎではなく、将来のために今はあえて期間工を選ぶ」ということになります。これなら期間工の手取り収入が高いメリットを、家族のために活かせるはずです。
とはいえ、基本的は最初から正社員の仕事を見つけるほうが、既婚者には良いです。奥さんともよく相談して、今後を決めてほしいと思います。
製造系の求人を探すのに便利な転職サービス
正社員や期間工の仕事を探すなら、次のサービスがおすすめ。
正社員を目指すなら「リクルートエージェント」か「メイテックネクスト」、やっぱりまずは期間工で稼ぐなら「工場求人ナビ」という転職サービスを使うと良いです。それぞれのサービスを、順番に紹介します。
未経験でも応募できる正社員求人がたくさん!「リクルートエージェント」
まずオススメなのは、リクルートが運営する「リクルートエージェント」というサービス。登録すると「転職アドバイザー」というスタッフがついてくれて、自分に合う仕事の提案や履歴書・面接などのアドバイスをしてくれます。
リクルートは人材サービスを長く展開している大手企業で、さまざまな企業とのネットワークが豊富。そのため求人数がとても多く、希望にピッタリ合う仕事を紹介してもらいやすいです。また、長年にわたって蓄積された転職ノウハウを元にサポートしてもらえるため、面接もスムーズにクリアしやすいです。
正社員になるなら、リクルートエージェントが1番使いやすいです。まずは登録して、アドバイザーに相談してみてくださいね。
製造・工場系の正社員求人だけを扱う「メイテックネクスト」
もうひとつおすすめのサービスが、「メイテックネクスト」というサービス。こちらも登録すると担当のアドバイザーがついてくれて、リクルートエージェントと同じく求人紹介と転職活動のサポートをしてくれます。
メイテックネクストの特徴的なポイントは、「製造業・工場系の求人だけを扱っている」という点。ほかの転職サービスはさまざまな業種・職種の求人を揃えていますが、メイテックネクストは製造や工場の求人だけなので、ムダがありません。
また、サポートしてくれるスタッフが技術に詳しいのも、メイテックネクストのメリット。これまでに工場や製造の仕事をしたことがあると、細かな希望を聞いてほしいこともあるはず。こうした要望もしっかり理解して提案やアドバイスをしてくれるため、より希望にマッチする仕事を見つけやすいです。
やっぱり期間工で稼ぐなら「期間工.jp」
「当面は期間工で収入を得たい」と考えるなら、「期間工.jp」がおすすめ。期間工.jpは期間工専門の求人サイトで、トヨタやホンダ、日産などの大手メーカー求人をひと通り揃えています。運営会社はアウトソーシングという派遣会社で、20年以上の運営実績があります。
期間工.jpのメリットは2つで、「入社祝い金」と「スタッフのサポート」。
期間工.jpから期間工になると、入社後1ヶ月ほどで20万円や30万円の入社祝い金をもらうことができます。これはトヨタやホンダなどの公式サイトから期間工に応募するともらえないので、期間工.jpを使うほうがオトクです。
また、期間工.jpはスタッフに仕事探しの相談や面接のサポートをしてもらうこともできます。期間工が初めての場合や「既婚者なんですけど・・」という不安を解消してから始められるので、オススメです。
ただし上でも紹介したように、期間工は3ヶ月や半年契約なので多少のリスクはあります。今後の人生計画を考えて、応募してくださいね。
既婚者・妻子持ちの期間工は、よく考えて応募を!
既婚者・妻子持ちで期間工を始める場合、「これからの生活」を考えてから始めましょう。
期間工は手取り収入は良いものの、場合によっては半年などで仕事が打ち切りになったり、引越しが必要になったりします。最初から正社員の求人を探すほうがおすすめですが、「1年だけ頑張ろう」のように決めて期間工をするのは良いかもしれません。
正社員と期間工どちらかにするか迷うなら、リクルートエージェントや期間工.jpなどで相談するのもおすすめ。じっくり考えて、納得のいく決断をしてほしいと思います。