期間工を始める人に人気の求人サイト「期間工.jp」。ただ、期間工(期間従業員)はトヨタや日産などが公式サイトでも募集していて、
- 期間工.jpかと公式サイトからの応募は、何が違う?
- 期間工.jpと公式サイトで入社祝い金は同じだけど?
- 公式サイトから応募すればいいのでは?
と感じることもあると思います。
結論として、期間工.jpは使うのがオススメ。面接や仕事探しのサポート・アドバイスをしてくれて、とにかく1回の応募で採用を決めたいなら、合格率がアップするためです。
ここでは「期間工.jpから期間工に応募する場合と、メーカー公式サイトから応募する場合の違い」を解説します。
期間工.jpとメーカー公式サイトからの直接応募を比較
期間工.jpから応募する場合と、メーカーの期間工募集サイトから直接応募する場合の違いは、下のようになっています。
期間工.jp から応募 |
メーカー公式サイト から直接応募 |
|
---|---|---|
仕事内容 | 同じ | |
給料・手当 | 同じ | |
勤務時間 | 同じ | |
勤務形態 | 同じ 期間従業員 (メーカーの直接雇用) |
|
寮 | 同じ | |
入社祝い金 | 同じ | |
選考会参加費 | 同じ | |
面接の回数 | 2回 | 1回 |
面接のアドバイス | ◯ | ✕ |
他社メーカー との比較 |
◯ (しやすい) |
✕ (しにくい) |
期間工.jpでもメーカー公式サイトからの応募でも、仕事内容・給料・待遇・勤務形態・寮は同じ
上の表の通り、期間工.jpとメーカー公式の求人ページ、どちらから応募しても、仕事内容・給料・待遇・勤務形態・寮は同じ。期間工.jpから応募しても仕事の面で何か損をすることはありません。
期間工.jpを運営するアウトソーシングは、メーカーに人材を紹介する「紹介会社」という位置づけ。期間工.jpから応募してもトヨタやホンダなどのメーカーが直接雇用するため、アウトソーシングの派遣社員になるわけではありません。
入社祝い金・選考会参加費も、期間工.jpと公式サイトで同じ(2023年4月現在)
入社祝い金・選考会参加費も、期間工.jpからの応募とメーカー公式サイトからの応募で同じです。
ただ、これは2023年4月現在の状況。アウトソーシングが独自に選考会参加費を出したり、逆にメーカーのほうが好条件になったりする可能性はあります。
【期間工.jpとメーカー公式サイトでの、入社特典の違い(2023年4月現在)】
期間工.jp の求人 |
公式サイト の求人 |
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入社 祝い金 |
選考会参加費 (赴任手当) |
入社 祝い金 |
選考会参加費 (赴任手当) |
|
トヨタ | 60万円 | 2万円 | 60万円 | 2万円 |
トヨタ自動車 九州 |
40万円 | ー | 求人なし | 求人なし |
豊田 自動織機 |
50万円 | 3万円 | 50万円 | 3万円 |
ホンダ | 求人なし | 求人なし | 10万円 | 10万円 |
日産 (追浜工場) |
50万円 | ー | 50万円 | ー |
日産 (横浜工場) |
50万円 | 2万円 | 50万円 | 2万円 |
日産 (栃木工場) |
70万円 | 2万円 | 70万円 | 2万円 |
日産 (いわき工場) |
50万円 | ー | 50万円 | ー |
日産自動車 九州 |
60万円 | 2万円 | 60万円 | 2万円 |
日産車体 九州 |
50万円 | 2万円 | 求人なし | 求人なし |
スバル | 40万円 | 2万円 | 40万円 | 2万円 |
マツダ | 20万円 | 会社負担 | 20万円 | 会社負担 |
ダイハツ | 15万円 | ー | 求人なし | 求人なし |
スズキ | 10万円 | 会社負担 | 20万円 | 会社負担 |
期間工.jpから応募するメリット・デメリット
ここまでの比較だと、期間工.jpから応募するメリットはないように思えます。ただ、実はメリットがあるため、ここから解説します。
期間工.jpから応募するメリット
- メーカーの面接を受ける前にアドバイスをもらえるため、採用率がアップ。
- さまざまなメーカーの求人をチェックでき、比較しやすい。
- 公式サイトで募集されていない期間工求人がある。
メーカーの面接を受ける前に、スタッフからアドバイスをもらえる
期間工.jpは期間工専門の求人サイトで、運営会社であるアウトソーシングのスタッフは、期間工の業界に詳しいです。
- 各メーカーの状況を把握。どこが受かりやすいかを知っている。
- 面接で受かりやすくなるアドバイスをもらえる。
- どのメーカーにするかで迷ったときに相談できる。
- 契約が満了したときに、次の勤務先も相談できる。
メーカー公式の期間工募集サイトから応募すると、面接の準備は自分だけでする必要があります。
期間工を募集しているメーカーはたくさんあり、落ちても別の会社に応募すれば良いです。また、どのメーカーも採用のハードルはそれほど高くはありません。
ただ、最近の期間工は稼げるため人気で、採用のハードルは少し上がっている印象。落ちてしまうと1番気になったメーカーでは働けず、ベストな条件の職場を逃してしまうことになります。あらためて応募する手間もかかり、まずまず大変です。
期間工.jpは期間工業界とさまざまなメーカーを把握しているスタッフが本番の面接前にアドバイス。この「一次面接」があるため、メーカーとの面接である「二次面接」の採用率がアップします。
また、期間工.jpなら、一次面接のあとも、メール・LINE・電話などで相談OK。気になることがあるときにすぐ問い合わせできるのは、とても助かるはず。
こうしたことから期間工.jpは紹介実績が非常に高く、公式サイト上に数字を掲載しています。2019年の実績では年間3600人以上の人を期間工としてメーカーへ紹介していて、これは業界ナンバーワンの実績です。
「面接、大丈夫かな・・」という場合、期間工.jpから応募しましょう。
さまざまなメーカーの求人をチェックでき、比較しやすい
期間工.jpには、さまざまなメーカーの求人があります。それぞれの公式サイトを開ける必要がなく、応募もカンタン。比較するときに便利です。
また、上で述べたように、期間工.jp(アウトソーシング)のスタッフにもメーカー選びを相談できるため、どこで働こうか迷うときにも助かります。
特に未経験の場合、気になることやわからないこともたくさんあるもの。まとめて聞けるのは助かります。
公式サイトで募集されていない期間工求人もある
メーカーによっては、公式サイトでの期間工募集をしていないところもあります。
期間工.jp での求人募集 |
公式サイト での求人募集 |
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トヨタ | ◯ | ◯ |
ホンダ | ✕ | ◯ |
日産 | ◯ | ◯ |
スバル | ◯ | ◯ |
マツダ | ◯ | ◯ |
ダイハツ | ◯ | ◯ |
スズキ | ◯ | ◯ |
三菱電機 | ◯ | ✕ |
キャノン | ◯ | ✕ |
ジヤトコ | ◯ | ✕ |
コマツ | ◯ | ✕ |
NTN | ◯ | ✕ |
上のようにジヤトコ・NTN・キヤノン・三菱電機などは公式サイトの募集がないため、期間工.jpから応募すると良いです。
逆にホンダの求人は期間工.jpにないため(2023年4月現在)、公式サイトから応募する必要があります。
期間工.jpから応募するデメリット
- 面接が2回になり、少し手間が増える。
- 考えていなかった求人を提案されることがある。
面接が2回になり、少し手間が増える(ただし採用率はUP)
期間工.jpから応募すると、アウトソーシングの担当者とメーカーの担当者で、2回の面接があります。公式サイトからの直接応募だと1回で終わるため、少し手間が増えるのはデメリット。
ただ、上で解説したように、アウトソーシングの担当者と行う「一次面接」では、メーカー担当者との面接をクリアするためのアドバイスが受けられます。
また、一次面接はスマホやパソコンからWEBで受けることができ、最短即日OK。それほど手間がかからないようになっています。
考えていなかった求人を提案されることがある
アウトソーシング担当者との「一次面接」では、自分が最初に希望していたメーカーとは別の求人を紹介されることもあります。
たとえば「トヨタの期間工へ応募しようと思っていたのに、スバルを提案された」というような場合です。
もちろんスタッフの説明を聞いて「スバルのほうがいいな」と思ったら変更すればよいですが、もし「トヨタがいい」と思ったら、しっかり希望を伝えましょう。
アウトソーシングの担当者はメーカー側からも「人材を紹介してほしい」と言われていて、さまざまなメーカーを提案してくれます。ただ、強引に話を進められることはありません。
メーカーの公式サイトから応募するメリット・デメリット
メーカーの公式サイトから直接応募するメリット・デメリットも紹介します。
メーカー公式サイトから応募するメリット
- メーカーが直接募集しているため、安心感がある。
- 面接が1回のため、スピーディ(ただしアドバイスもない)。
- 公式サイトでしか募集していない求人もある。
メーカーが直接募集しているため、安心感がある
公式サイトからの応募は当然ですが、メーカー自身が募集をかけているため安心です。
期間工.jpを運営するアウトソーシングも、大手メーカーであるトヨタや日産などに任されて求人を掲載されているため、信頼・実績はあります。ただ、「どうしても不安」という場合は、公式サイトから応募すると良いでしょう。
面接が1回のため、スピーディ(ただしアドバイスもない)
公式サイトから応募すると、面接はメーカー担当者との1回のみです。手間がかからずスピーディなのは、メリットといえます。
メーカー公式サイトから応募するデメリット
メーカー公式サイトから直接応募するデメリットは、次の3点。
- 面接のアドバイスはなく、自分で準備が必要。
- 他社との比較がしにくい。
- 公式サイトでの募集がない求人もある。
面接のアドバイスはなく、自分で準備が必要
メーカー公式サイトからの直接応募は面接が1回のみでシンプル。ただ、面接の準備・対策は自分でする必要があり、詳しい人からのアドバイスはありません。採用率アップを考えるなら、期間工.jpからの応募が良いです。
他社との比較がしにくい
期間工.jpは複数の求人をまとめてチェックでき、迷ったらスタッフに相談もできます。また、スタッフからおすすめの仕事を提案してもらうことも可能です。
公式サイトから直接応募する場合、他社メーカーのサイトは別で開く必要があり、相談はもちろんできません。
公式サイトでの募集がない求人もある
上で紹介したように、メーカーが公式サイトでの募集をしていないこともあります。大手の自動車メーカーは期間工募集の公式サイトがあるものの、部品メーカーなどは公式サイトがなく、期間工.jpから応募するのが早いです。
結論:こだわりがなければ、期間工.jpからの応募がオススメ
結論として、メーカー公式サイトからの応募は、「シンプルでわかりやすいけれど、それ以上のメリットはない」です。入社祝い金や選考会参加費は同じ条件ですが、特に面接の合格率アップは大きなメリット。強いこだわりがなければ、期間工.jpから応募するのがオススメです。
また、期間工.jpのスタッフは業界に詳しいため、「まずは相談したい」というときにも便利。気になることは一次面接のときだけでなくLINEやメール、電話などでも聞けるため、不安を解消して期間工を始めてほしいと思います。