工場や倉庫での軽作業は、派遣やバイトで人気の仕事。単純作業なので誰でもでき、時給も1,200円や1,400円など意外と高いため、男女・年齢問わず働く人はたくさんいます。
軽作業スタッフの面接は、それほど厳しくありません。基本さえ押さえていれば通ることは多いので、ここでポイントを解説します。しっかり稼いで、貯金ややりたいことにお金を使ってくださいね。
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工場・倉庫の軽作業は、面接のハードル低め。ただし準備はしっかりと
まず、軽作業の面接は、未経験でも普通に受かります。
20代や30代の男性・女性は若さ・体力があるのでより受かりやすいですが、40代や50代でも働ける職場はあります。面接のハードルは低いため、ひとつ落ちてしまっても2〜3つの求人に応募すれば、採用してもらえるはずです。
ただ、「どうせ受かるでしょ」と油断していると、面接で落ち続けることになりかねません!受かりやすいとはいえ、下で解説する準備はしっかりしておきましょう。
最近は「ぜんぜん軽作業じゃない!」という職場は減ってきている
軽作業の面接を解説する前に補足ですが、最近は「軽作業って、、ぜんぜんラクじゃないじゃん」という工場や倉庫は減ってきています。
以前は「誰でもできる簡単なお仕事です」と書いてありながら、実は倉庫で重たいダンボールをひたすら運んだり、工場内を走り回ったりする仕事がときどきありました(汗)
こうした求人情報と実際の仕事とのギャップでやめてしまう人が増えたため、最近はあまりムリをさせない職場が増えています。人を採用したのにすぐやめてしまったら、会社は余計な手間が増えるためです。
ただ、完全にこうした職場がゼロかというと、まだ求人と実際が違う会社は残念ながらあります。もしこうした職場に当たってしまったら手間はかかりますが、早めに派遣会社に相談するか、やめることを考えましょう。
軽作業の面接で押さえるべき、8つのポイント
ここから、軽作業の面接を受けるときのポイントを解説します。上でもお伝えしたように、軽作業の面接はハードル低め。ただ、次の8つはできているか確認しておきましょう。
【軽作業の面接、この8つは押さえておくべき!】
- 面接に行くときの服装は、スーツが確実。身だしなみも整えて。
- 基本的な常識・マナーは大切。「そうっすね」のような言葉は避ける。
- 人付き合いが苦手でも働けるけど、面接は明るくハキハキと。
- 志望動機は「会社や製品に興味をもった」というニュアンスで。
- 自己PRは「集中力」か「体力」をアピール。
- よく聞かれる質問は、前もって準備しておく。
- できれば面接の前に相談して、職場を見学させてもらう。
- すぐに採用を出す職場は、慎重に判断する。
面接に行くときの服装は、スーツが確実。身だしなみも整えて
面接に行くときの服装は、スーツが良いです。私服でもOKな場合はあるものの、スーツのほうが失敗しません。また、スーツがヨレヨレだったり、髪やヒゲがボサボサだったりすると、これもマイナス印象。身だしなみもきちんと整えて面接に向かいましょう。
ちなみに軽作業は高校生でも働けますが、高校生でスーツがない場合、私服でも大丈夫です。Tシャツにデニム、スニーカーのようにラフな格好ではなく、きちんと服装を整えて行きましょう。
ちなみに面接を受けるときの髪色は、やはり黒がベスト。濃いめの茶髪なら受かる可能性はありますが、明るいと職場によっては不採用になります。軽作業の場合、働き始めたら髪色は自由にして良いことが多いので、面接はガマンしましょう。
基本的な常識・マナーは大切。「そうっすね」のような言葉は避ける
工場や倉庫は気楽な雰囲気の場合が多く、職場の人も「そうっすねー!」「あざーす」のような声を出していることがよくあります(笑)ただ、面接もこの感じで受けてしまうと、「常識・マナーができていない」として不採用になる可能性があります。
- 「です」「ます」と、敬語で話す。
- 面接を受ける前に「よろしくお願いします」、終わったら「ありがとうございました」と伝える。
- 「僕」「俺」「自分」は使わず、「私」を使う。
最低限、上のポイントは押さえておきましょう。
人付き合いが苦手でも働けるけど、面接は明るくハキハキと
軽作業は基本的に1人で作業するため、あまり人とコミュニケーションをとる必要がありません。もちろん休憩などのときに同僚と話す人もいますが、会話が苦手でも大丈夫な仕事。
ただ、面接で元気がない様子でいると、「この人で大丈夫かな」と面接官を不安にさせてしまいます。鏡で自分の表情や話しぶりをチェックして、明るくハキハキした印象を意識しましょう。
これは人によっては意外と難しいかもしれませんが、繰り返し表情を作っていると慣れてきます。
志望動機は「会社や製品に興味をもった」というニュアンスで
面接では、「志望動機(なぜその工場・倉庫で働きたいと思ったのか)」を伝えることが多いです。志望動機は思ったことをそのまま話せば良いわけではなく、「その会社や製品に興味があったため」という感じで伝えると良いです。
【NGな志望動機】
- 家から近かったため。
- 給料が良かったため。
- 仕事が簡単そうだったため。
- 何となく・・。
上のような志望動機は、全てNG。その時点で不採用になる可能性が高いです。
会社の条件面を魅力に感じたと伝えても、面接官は「ほかの職場でいいんじゃないですか?」と感じてしまいます。
【受かりやすい志望動機】
- クルマが好きなので、興味をもって働けると思ったため。
- 会社のホームページを見て、雰囲気が良さそうだと思ったため。
- 少しでもものづくりに関われそうな仕事が良かったため。
- 家が近くで働いている人を見ていて、自分も働きたいと思ったため。
上のように、「その会社ならではの魅力に興味をもった」という形で伝えると、「じゃあ、ぜひウチで頑張ってください」となりやすいです。
自己PRは「集中力」か「体力」をアピール
軽作業は誰でもできますが、単純作業の繰り返しや、荷物を持ったり運んだりする作業が多いです。そのためできれば、「集中力」か「体力」をアピールできると良いです。
【自己PRの例】
- コツコツと作業することは得意です。
- ひとつのことに集中できるので、単純作業は向いていると思います。
- 学生時代にサッカーをしていて、体力には自信があります。
- 以前も工場で働いていたので、体力と経験を生かして働けると思います。
上のようにいろんな言い方ができますが、集中力と体力、自分に当てはまるほうをアピールしましょう。
よく聞かれる質問は、前もって準備しておく
軽作業の面接は正直、面接官もあまり時間をかけません。志望動機や自己PRを確認して、服装やマナーができていれば採用する会社は多いです。どの職場でもよく聞かれる質問があるため、前もって準備しておきましょう。
【軽作業の面接でよく聞かれる質問】
- なぜ、ここで働きたいと思ったのですか?
- あなたの得意なことを教えてください。
- どれくらいのペースで働けますか(なるべく日数・時間が多いと良い)?
- 動き回ることが多いですが、大丈夫ですか?
- コツコツした作業は得意ですか?
- 求人を見て、やりたいと思った作業はありますか(仕事内容が書かれている場合)
- これまでに、大きな病気にかかったことはありますか?
できれば面接の前に相談して、職場を見学させてもらう
面接では会社の人があなたを見極めますが、自分にとっても働きやすそうな職場かどうかをチェックする機会。できれば面接の前に派遣会社や会社に相談して、工場や倉庫を見学させてもらうと良いです。
良い職場の場合、「頑張ってるな」「これならできそうだな」と感じることが多いです。特に何も感じなければ、そこそこ働きやすいはず。
逆にブラックな会社の場合、「みんな元気ないな・・」「面接官もそうだけど、何だか仕事に追われてる感じ」という場合が多いです。
「ちょっとどうかな」と思ったら、採用になってもあとで辞退するほうが良いです。最近は働きやすい職場が増えているものの、軽作業の求人にはまだブラック寄りの職場もあります。実際に職場を見て判断しましょう。
すぐに採用を出す職場は、慎重に判断する
ブラックな会社を見極めるもうひとつの方法として、面接ですぐに採用を出す職場は危険です。やめておきましょう。
仕事がキツイ会社はすぐに人がやめてしまうため、「次の人を早く採用しないと」と焦っていることが多いです。
面接官が志望動機や自己PRをあまり確認せず、「君いいね!明日から来れる?」のように言う会社はちょっと危険。働くかどうかは、仕事内容をしっかり確認して決めましょう。
採用になるとつい嬉しくて働き始めてしまいがちですが、ここは慎重になるべき。仕事はひとつではないので、また次の求人に応募すればいいだけです。
軽作業の面接は通りやすいけれど、ポイントを押さえておくとさらにGood
軽作業の面接は未経験OKの仕事が多く、誰でも受かりやすいです。ただ、油断していると落ちてしまう可能性はあるため、解説したポイントを押さえておきましょう。きちんと準備して面接を受ければ、スムーズに仕事を始められるはずです。
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