工場勤務は大きく、
- 正社員
- 派遣
- 期間工
と3種類の働き方があり、自分に合うスタイルで働けます。中でも派遣は時給が高くて自由な時間を取れるので人気があり、体を動かす仕事が好きならオススメです。
ここでは派遣の工場勤務について、給料や向いている人、始めるときの流れなどを解説します。詳しい内容はさらに別ページでも説明しているため、参考にしてほしいと思います。
派遣の工場勤務は稼げる!時給1,200〜1,500円ほどの仕事は多い
派遣の工場勤務は時給が高め。事務などの仕事は時給1,000〜1,200円くらいが多いですが、工場なら時給1,200〜1,500円ほどの求人がたくさんあります。ほかにも手当が付いて、手取りで月25〜30万円ほどもらえる仕事も多いです。
【工場派遣のメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
・時給が高くて稼げる! ・仕事が単純・カンタン ・未経験・女性も大丈夫 ・話すのが苦手でもOK ・寮つきの仕事もある |
・体力を使う ・夜勤がある ・飽きやすい ・最長3年まで |
工場派遣のメリット・デメリットは、ざっと上のようになっています。未経験で始められて作業はカンタン、コミュニケーションが苦手でも稼げます。
ただ、工場の仕事は体力を使うのがデメリット。1日働くとけっこう疲れます(汗)職場によっては夜勤もあり、慣れていないと眠くなることも・・。ですが働くうちに必要な体力はついてきて、夜勤は「夜勤手当」がつくので稼げるポイントでもあります。体を動かす仕事が好きなら、工場派遣は向いています。
(参考)
- 工場派遣のメリット・デメリットと向いている人!適正はどんな人?
- 工場・製造業の派遣、給料の相場は?高収入な仕事とオススメ派遣会社
- 工場の派遣は稼げる?高時給・高収入な仕事を始めるときの注意点3つ
- 工場派遣は寮つきの求人が多い!メリット・デメリットと注意点
求人によっては10万円や20万円の「入社祝い金」「入社特典」があってオイシイ
工場派遣の求人を見ていると、「入社祝い金10万円!」「入社特典20万円!」のようなフレーズをよく見かけます。
入社祝い金や入社特典は、「働くことが決まると、お祝いとして支給されるお金」です。
「入社が決まるだけで、どうして10万や20万ももらえるの?アヤシイ・・」
こんなふうに思うかもしれませんが、祝い金・入社特典をもらえるのは、工場の求人では普通なこと。
工場は郊外や田舎にあり、仕事は体力を使います。キレイなオフィスで働く仕事に比べると人気が低く、会社によっては人手不足に困っていることも。
そのため「お金を出してでも、ぜひ来てほしい!」と考えて、入社祝い金・入社特典をつけています。
つまり入社祝い金・入社特典はたくさんの人に応募してもらう目的で支給されているため、ありがたくもらっておきましょう。
(参考)
派遣は「契約期間」があり、ひとつの職場で働けるのは最長3年
派遣の仕事は「契約期間」があります。つまりひとつの職場でずっと働くことはできず、最長3年まで。
これは企業が「派遣の人を3年雇ったら、その人は正社員にしないといけない」という法律を守らないといけないためです(参考:厚生労働省)。
そのため多くの職場で、契約期間は3〜6ヶ月ほど。契約期間を終えると3年までは更新ができる場合もありますが、契約終了のタイミングで別の会社を紹介してもらうことになります。
ころころ職場が変わるのはデメリットですが、「深い人間関係にならず、気楽に働ける」というのはメリット。また、短期で働きたい人や自分の時間を大切にしたい人にも向いています。
(参考)
工場派遣と期間工の違いは「勤務先で正社員になれるかどうか」
工場派遣とよく比べられるのが「期間工」。期間工は主に大手の自動車メーカー・自動車関連の工場で働く仕事ですが、派遣とは下のような違いがあります。
【工場派遣と期間工の違い】
工場派遣 | 期間工 |
---|---|
・籍は派遣会社。 ・工場へ出向いて働く。 ・期間工より時給高め。 (1,200〜1,500円) ・基本的に、勤務先の正社員にはなれない。 |
・勤務先の会社が直接採用。 ・籍も勤務先の会社。 ・派遣より時給低め。 (1,100〜1,300円) ・勤務先の正社員になれる可能性あり。 |
つまり、正社員には興味がなくて気楽に稼ぐなら工場派遣、今後は正社員も考えたいなら期間工ということになります。どちらが良いかは人によるため、考えてみてくださいね。
(参考)
派遣の工場勤務って、実際どうなの?体力的なキツさ・人間関係など
新しい仕事を始めるときは、さまざまなことが気になるもの。多くの人が気になりやすいポイントを解説するので、始める前に考えておくと良いです。
工場って体力的にキツイ?夜勤って大変?残業って多いの?
慣れないうちは疲れます。工場は動き回ったり、物を持ったり運んだりすることが多いため、体力を使います。「軽作業」と書かれていてもけっこう動き回ることはよくあるので、体を動かすことが好きな人向けの仕事。
逆に言うと働きながら体力づくりやダイエットができるため、一石二鳥と考えることもできます(笑)
残業はシフトが組まれているので少なく、時間になると次の担当の人が来ます。ただ、「マスクの注文がいきなりたくさん入った」のように、忙しくなると残業があることも。もちろん残業代はシッカリ出るので、稼ぎどきではあります。
また、夜勤は慣れれば普通。夜勤手当は工場が稼げる理由でもあります。どうしても朝型を変えられない場合、夜勤ありの求人はやめておきましょう。
(参考)
- 派遣の工場勤務によくある軽作業の内容は?体力的に大変・きつい?
- 軽作業の仕事内容と向いている人は?キツくて大変な仕事もあるって本当?
- 医薬品工場の派遣は働きやすい!仕事内容とメリット・デメリット
- 工場派遣って実際どう?残業や休み・有休・産休について
- 日雇いや日払いの工場勤務・バイトを始める前に、これは知っておくべき!
人間関係ってどう?ややこしくないの?いじめとかある?
人間関係はほとんどの工場であっさり(笑)作業があるので話しているヒマはなく、もくもくと働く職場が多いです。
コミュニケーションが苦手な人も多いので、仕事が終わったらさっさと帰るのも良いですし、気の合う人がいたら話すのも良いと思います。
いじめは少ないですが、合わなければその会社は契約を更新せず、さくっと次のところで働けば良いです。
ちなみに「工場はいろんな人が働いている」という話もありますが、ほとんどの人が普通。派遣会社のスタッフは登録する人を確認していますし、求人に応募すると面接もあります。そのため、変な人は少ないです。
(参考)
出会いとか恋愛ってあるの?
出会い・恋愛は少ないです(笑)
工場では女性も働いているとはいえ、男性に比べると少数派。食品工場・医薬品工場・化粧品工場・部品工場では女性が多い職場もありますが、あまり恋愛は期待しないほうが良いです。最近はマッチングアプリも流行っているので、プライベートで出会いを探すほうがオススメです。
女性にとっては多くの男性がいるため、出会いもあるかもしれません。特に大手メーカーの派遣で働くと正社員の男性スタッフと出会うきっかけになり、そこから発展するチャンスはあります。
(参考)
派遣から正社員になりたくなったらどうする?
自分のプライベートややりたいことを重視するなら派遣はオススメ。ただ、考えが変わり、正社員になりたくなることもあるもの。
この場合、2パターンの方法で正社員になることができます。
【派遣 → 正社員のなり方2パターン】
- 派遣会社で、「紹介予定派遣」の仕事を紹介してもらう。
- 派遣をやめて、正社員の求人を探す(「転職エージェント」を使うのが便利)。
最初の「紹介予定派遣」とは、派遣の契約期間が終わったあと、正社員として採用してもらえる雇用形態。派遣で働く人にとっては派遣から正社員になれるメリットがあり、企業にとっては派遣の間に仕事ぶりをチェックできるメリットがあります。
紹介予定派遣の仕事は派遣会社で紹介してもらえるため、相談してみると良いです。
また、新たに正社員の求人を探すのも良い方法。この場合、派遣会社ではなく「転職エージェント」という無料のサービスを利用するのが便利です。転職エージェントは希望に合う正社員の仕事を紹介してもらえて、書類の作成や面接のアドバイスもしてもらえます。
(参考)
- 製造業・工場勤務の正社員に転職するための流れ5ステップ
- 派遣の工場勤務から正社員になることはできる!転職の仕方とポイント
- 製造業・工場勤務への転職で失敗しないために、使うべき転職エージェント!
- 工場勤務の仕事を安定して続けるなら、派遣より正社員を目指すべき
- 工場勤務の正社員求人は少ない?採用の面接は厳しい?派遣との違い
派遣の工場勤務はこんな人にも向いている!
派遣の工場勤務は幅広い人にオススメ。「こんな人にもピッタリ」という例を紹介します。
工場派遣は女性にも向いている!
工場派遣は女性にも向いています。自動車工場などは重いものを持ったり運んだりするため男性向けですが、食品工場・化粧品工場・医薬品工場などは、女性にも向いています。単純作業なのにまずまず高収入なので、工場に興味をもつ人はけっこういます。
もちろん仕事を始める前は不安や心配を感じることもあるため、そのときは派遣会社に相談するのがおすすめ。自分の体力や性格に合う仕事を提案してもらえます。
(参考)
派遣が未経験・初心者でも、工場なら始めやすい!
派遣の仕事が未経験でも、工場なら始めやすいです。
工場の仕事はシンプルで、決められた作業をするのが基本。そのため特別なスキルなどがなくても、1週間や2週間働くだけである程度慣れることができます。難しいことや経験が必要な作業は、仕事をしながら慣れていけばOK。
また、工場は安全に作業することが大切で、本格的な勤務の前に研修を受けることがほとんど。最初に担当する仕事の仕方や安全な作業の仕方を学ぶことで、スムーズに慣れることができます。
(参考)
40代や50代でも、工場なら採用してくれる職場が見つかりやすい
年齢が高くなると、採用のハードルも上がります。ただ、工場派遣は40代や50代でもチャンスがあるため、考えてみるのもオススメ。
ただし「自分でもできそうだし、カンタンでしょ?」のように軽く考えて面接を受けると不合格になったり、働き始めてから苦労したりすることになってしまいます。「気持ちを入れ替えて頑張ろう!」と決めて、スタートしてほしいと思います。
(参考)
母子家庭の方でも、派遣なら融通をきかせて働きやすい
母子家庭の方にも工場派遣は向いています。仕事が単純で難しいことが苦手でもでき、収入はまずまず高め。夜勤があるかは会社によって違うので選ぶことができ、お子さんの世話をしながら働けます。
派遣は契約期間があるため、収入が途切れないように派遣会社と連絡を取りながら働くと良いです。また、できれば複数の派遣会社を考えておき、契約が終わりそうな場合は早めに次の仕事を考え始めましょう。
(参考)
カップルにも工場の仕事はオススメ。一緒に働ける!
カップルで一緒に働きたい場合も、工場派遣の仕事はピッタリ。カップル歓迎の求人もあり、「2人合わせて採用できるのは助かる」と考えている企業はけっこうあります。
カップル歓迎の工場は「同シフトで働ける」「寮が用意されている」など、特徴的なメリットがあります。2人で働けば単純作業の工場派遣も楽しくなりやすいので、考えてみるのも良いですね。
(参考)
ニート・引きこもりから1歩踏み出すにも、工場派遣は良い選択
ニートや引きこもりから「これからは頑張ろう!」と切り替えるときも、工場派遣はオススメです。
工場派遣はあまり人と話さなくても仕事ができ、仕事は誰でも簡単、かつそこそこの給料をもらえます。これまで仕事をしていなかった人でも無理なく始められるので、考えてみる価値あり。
ただ、いざ始めようとすると、何かと心配なもの。「本当に自分でも大丈夫か」「体力に自信がないけど続けられるか」「面接を受けるときのポイント」などを派遣会社に相談しておくとスムーズです。
(参考)
工場派遣を始める流れ4ステップ
工場派遣の仕事を始めるときは、次の4ステップで準備を進めます。
派遣会社に登録すれば、あとはスタッフからの案内・連絡に沿って進めればOK。ただ、全体の流れを知っておくと、よりスムーズです。
【工場派遣は、4ステップでスタート!】
- 派遣会社に登録
- 工場派遣の求人を探す
- 面接を受ける
- 仕事スタート!
1. 派遣会社に登録
派遣の仕事を始めようと思ったら、まずは派遣会社に登録します。多くの派遣会社は求人サイトを運営しているため、そこから派遣・会員登録ができます。
求人サイトから派遣登録をするとスタッフから連絡がきて、面談や打ち合わせの日時を決めることになります。案内に沿って準備を進めれば良いため、まずは利用する派遣会社を決めましょう。
オススメの派遣会社はこのページの最後に紹介しています。派遣会社によっては工場系の求人が少なくオフィス系や販売・サービス系などが多いこともあるため、「工場・製造系の求人が充実している派遣会社」を利用すると良いです。
(参考)
- 【このページの最後】工場派遣を始めるのにオススメの派遣会社・求人サイト
- 工場・製造業のオススメ派遣会社ランキング!評判が良い、人気の会社はどこ?
- 工場派遣で高収入な軽作業の求人を探すときのポイントとオススメ派遣会社
- 工場・軽作業の派遣を始めるなら大手!製造系のオススメの派遣会社
2. 工場派遣の求人を探す
派遣会社に登録したら、応募する求人を決めます。派遣会社の求人サイトで良さそうな仕事があれば応募しても良いですし、派遣会社のスタッフが「こんな仕事もありますよ」と提案してくれる仕事に応募するのも良いです。
前もって「こんな仕事がいい」という希望を考えておくと、求人探しがスムーズ。「給料がどれくらいなら満足できるか」「働く場所はどこがいいか」「寮はあるほうがいいか」「夜勤はあっても大丈夫か」など、できれば細かく考えておくと良いです。
ただし自分の希望に100%合う求人はほとんどないので、何かの条件をガマンしないといけない可能性はあります。希望にこだわりすぎると仕事が見つからなくなることもあるため、気をつけましょう。
3. 面接を受ける(準備が大切!)
希望の求人が見つかったら応募して、面接を受けます。
工場派遣の仕事はアルバイトやパートと似ていて、面接のハードルは低め。ただ、油断して適当に受けると不合格になってしまいます。「頑張ります」というやる気と合わせて、志望動機と自己PR(自分の長所)を考えておくと良いです。
面接の準備は不安になることもあるかもしれませんが、派遣会社のスタッフに相談すればアドバイスをもらえます。迷ったときは迷わず電話やメールで連絡すれば、つまずくことなく準備を進められるはずです。
(参考)
- 派遣の工場勤務では面接・顔合わせがある!不採用にならないためには?
- 工場派遣の志望動機と自己PRのポイント・書き方!面接や履歴書の例文
- 派遣の工場勤務の面接が受からないときに見直すべき7つのポイント!
- 【これで履歴書・面接クリア!】工場の軽作業、志望動機の作り方
- 工場・倉庫の軽作業は面接のハードル低め!受けるときのポイント・注意点
4. 仕事スタート!
面接を受けて合格したら、仕事がスタートすることになります。
派遣会社のスタッフと派遣先の会社から連絡があるため、それに沿って必要なことを整えましょう。やることが少なくて良い場合もありますが、寮に入る場合は引越しすることになることもあります。
準備を整えたら、いよいよ工場派遣の仕事がスタート!慣れない生活で大変なこともあるかもしれませんが、頑張ってくださいね。また、派遣会社は仕事を始めてからも相談に乗ってくれるため、何か気になることがあれば連絡しましょう。
工場派遣を始めるのにオススメの派遣会社・求人サイト
工場派遣を始めるのに欠かせないのが、派遣会社への登録。派遣会社はたくさんありますが、会社によって求人はさまざま。工場の求人が多い派遣会社を使う必要があります。
ここでは特にオススメな派遣会社2社と、工場派遣の求人が充実している求人サイト(求人応募で派遣会社にも登録)を2つ紹介します。全て無料なので、ぜひ使ってみてくださいね。
実績豊富な工場・製造系の大手派遣会社!スタッフが工場に詳しい「日総工産(工場求人ナビ)」
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