製造業への転職先として「大手企業のグループ会社」はおすすめです。グループ会社への転職は、本社ほどの収入・待遇は期待できないものの、十分良い条件で転職をすることができます。また、「大手企業のグループ」という安心感や社会的なステータスも魅力。
ただ、大手のグループ会社へ転職するときにはデメリットや本当に転職できるか、など、気になることもあると思います。そこでここでは、「大手メーカーのグループ会社への転職」について、メリット・デメリットを解説します。
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大手のグループ会社は狙い目!
大手企業のグループ会社は、本社にはないメリットがあります。大手グループ会社のメリットは、大きく次の5つです。
【大手のグループ会社、5つのメリット】
- 大手より採用してもらえる可能性が高い
- 給与体系や待遇が、大手と共通することがある
- 社会的ステータスが高く、安心感がある
- 本社より、転勤が少なめ
- 企業の規模が大きく、さまざまな人と仕事ができる
大手より採用してもらえる可能性が高い
大手のグループ会社は本社より、「採用してもらえる可能性」が高いです。
大手メーカーへの転職は、とても狭き門。高いスキルや実績を持ち合わせていないと、かなりの確率で不採用となってしまいます。
ですがグループ会社なら、採用してもらえる可能性がけっこうあります。もちろん「経験・スキル・実績」「若さ」「熱意」などをしっかりアピールする必要はありますが、採用してもらえる可能性は十分あります。
せっかく転職するなら、少し高い目標にチャレンジするのも良いもの。その意味で大手のグループ企業はある意味ちょうど良く、とても良い選択肢といえます。
給与体系や待遇が、大手と共通することがある
大手のグループ会社は大手企業の「系列」に属します。そのため給与体系や待遇が、本社と共通または似ていることが多いです。
大手ならではの特徴に「ボーナスが多い」「福利厚生が充実している」というポイントがありますが、グループ企業の社員も、こうした恩恵を受けられる可能性があります。
管理人も知人にも大手のグループ企業で働いている人がいますが、「やっぱりボーナスは良いよ。じゃないと転職しない(笑)」と話していました。
仕事に見合った収入を得られることは、とても大切。グループ会社なら大手までとはいかないまでも、高い年収が期待できます。
社会的ステータスが高く、安心感がある
グループ会社とはいえ、やはり系列の企業は「社会的ステータス」がとても高いです。周りの人に「旭化成のグループ企業に転職したよ」のように言えば、「スゴイじゃん」となります(笑)
また、「自動車ローン・住宅ローンが組みやすい」「両親が安心してくれる」「周りの人に自慢できる(笑)」など、さまざまな場面でメリットを感じることができます。
管理人は以前は社会的ステータスなんて興味なかったのですが、年を取った今は大事だと思うようになりました(笑)
本社より、転勤が少なめ
大手のグループ会社は拠点をひとつの地域に絞って事業を展開していることが多いです。もちろんこれは企業によりますが、グループ企業は本社よりも転勤が少なめのため、「落ち着いて働きやすい」といえます。
転勤でいろいろな場所へ行くのは、最初は楽しく、やりがいがあるかもしれません。ただ、だんだんと疲れてきて、「ひとつの場所で長く生活したい」と感じる人は多いです。グループ企業なら、希望の場所でずっと働くことができます。
企業の規模が大きく、さまざまな人と仕事ができる
大手のグループ会社は本社に劣るものの、従業員数が多い傾向にあります。1,000~数千人規模の場合が多いはずです。そのためさまざまな人がいて、こうした人たちと一緒に仕事をすることができます。
いろんな人と出会うと刺激になったり、自分の成長につながったりすることがあります。グループ企業はこうした機会が多く、「やりがいをもって働きやすい」といえます。
中小企業は数百人規模の場合が多く、ある程度の期間働くと、全体を見渡すことができるようになります。しかしグループ企業の場合は、いつになっても「こんな人もいたのか」という発見があります。
大手のグループ会社には、デメリットもある
大手のグループ会社には、以上のようなメリットがあります。魅力的に感じたかもしれませんが、一方でデメリットもあります。両方を理解した上で、転職するかどうかを考えましょう。
歴史の浅いグループ会社は、切り捨てられる可能性がある
大手企業本社は、「グループ会社が上げる利益」に期待しています。つまりグループ会社が大きな利益を上げられない期間が続くと、本社はその企業を切り捨ててしまうことがあります。
長年に渡ってグループ会社としての地位を保っている企業なら、あまり心配する必要はありません。ただ、比較的歴史の浅いグループ会社に関しては、大手のグループでなくなる可能性があります。どれくらいの歴史があるのかについては、グループ会社の「沿革」を確認しておくと良いです。
本社の人が役職に就き、昇進しにくいことがある
大手のグループ会社では、「昇進」をするのが難しいことがあります。
その理由は「次は自分が昇進するかも!と思っているところに本社から人が来て、その人が役職に就くことがあるため」です。本社の出世競争は厳しく、途中で脱落した人がグループ会社へ来ることがあります。
もちろん会社によっては普通に昇進できることもあり、これは運の面もあります。いずれにしても仕事を頑張っていれば、昇進や新たな転職の機会など、何らかのチャンスが巡ってくるはずです。
また、逆に「出世欲はないから、そこそこの仕事で落ち着いて働きたい」という場合、グループ会社はかなり良い環境のはずです。
大手のグループ会社は、転職先の候補としてオススメ。ただし面接の準備・対策はしっかりと!
このように大手企業のグループ会社は、デメリットもあるもののメリットがかなり多いです。「合うかもしれない」と感じたら、転職で目指してみるのもオススメです。
ただ、大手のグループ企業はある程度転職しやすいとはいえ、キャリアの棚卸しや志望動機・自己PRなどを、しっかり考える必要があります。また、面接対策も十分しておく必要があります。
このサイトでも面接対策のコツを紹介しているものの、状況は人それぞれ違うもの。自分に合わせたアドバイスをもらうなら、「転職エージェント」を使うと良いです。転職エージェントは求人の紹介や転職活動のサポートをしてくれるサービスで、無料で使えます。
大手グループ会社の製造職は正直なところ、数が少なめ。ただ、大手のエージェントでは定期的に求人が募集されているため、チェックしてみると良いです。大手はスタッフの実力も高くてサポートも充実しているので、良い転職をするのに便利。ぜひ使ってみてくださいね。
大手企業とのコネが豊富な「リクルートエージェント」
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大手や準大手の製造系求人がたくさん!製造エンジニア専門の転職エージェント「メイテックネクスト」
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