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実際どうなの?

海外の工場勤務(建設・立ち上げ)へ転職するメリット・デメリット

投稿日:2017年7月24日 更新日:

どんな工場で、どんな仕事をしたいのかは人によってさまざま。「海外の工場で仕事をしたい」と考えることもあると思います。

海外での工場勤務は、実際のところどうなのか。ここでは「海外の工場勤務」について解説します。

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海外での工場勤務は「立ち上げ」「技術指導」がメイン

海外に生産拠点を持とうと考えるメーカーは、比較的多いです。理由は「人件費を安く抑えられるため」。

以前は中国に工場を建てるメーカーがたくさんありました。現在はタイやフィリピン、インドネシア、ベトナムなどに工場を建設する企業が増えています。これからも発展途上国に工場を建設する企業は多いと考えられます。

こうした国に工場を建設するときには、「現地での工場立ち上げ業務」「現地スタッフへの技術指導」などの仕事をするスタッフが必要。企業によっては海外での工場建設を手伝ってもらうために、「技術に詳しく、海外勤務に興味のある人」や「日本で工場立ち上げ業務をしたことがある人」などを中途採用で募集することがあります。

海外での工場勤務はやはりレベルが高い仕事のため、収入も水準が高いです。転職エージェントの「リクルートエージェント」で公開求人をチェックしたときには、600万円ほどの求人を多く見かけました。また、中には収入が800~1,000万円にも上る求人もありました。海外の工場勤務はハードルが高いものの高収入でやりがいもあるため、チャレンジしてみる価値はあります。

必須となる「英語力」。最近は中国語にも注目が集まる

海外での工場勤務で必ず求められるスキルに「英語力」があります。工場はさまざまな国に建設されますが、ひとまず英語を身につけていれば、現地の人とある程度は会話できます。また、中国語も話せると、転職でより有利です。

目安となる英語力は、中級以上。TOEICのスコアで500~600点以上あれば、企業が求人募集で課している条件をクリアできることが多いです。ただ、求人によっては、よりハイレベルな英語力を求めているものもあります。この場合、TOEICで800点以上くらいのレベルが必要な場合があります。

ただ、今から英語のスキルをすぐに磨くのは、かなり大変です。今は英語のいろんな教材が充実しているので、頑張れば英語力を磨くことはできます。ただ、それでもかなりの時間がかかることは、最初から頭に入れておきましょう。

ただし現地でのコミュニケーションは実際のところ、「意外と何とかなる」というケースが多いようです。

管理人の知人に、サウジアラビアの工場で技術指導をした経験のある人がいます。この人によると、「英語がある程度話せれば、何とかなる。現地の文化を理解して、現地の人たちが考えることを尊重すると、良い関係を築ける」と話していました。

海外工場勤務のメリットは「自分の裁量が大きく、大きな経験値を得られる点」

海外の工場立ち上げや技術指導に向かえるスキルをもっている人は、少ないです。そのため現地へ行くことができると、自分に多くの仕事が任されることになります。これはつまり「自分の裁量で行えることが増える」ということ。

日本の工場はすでに確立されている部分が多く、「こうしたら良いのでは?」というアイデアが浮かばなかったり、実行に移せなかったりする場合があります。これに対して海外の工場では、まだこれから工場を立ち上げて体制を整える段階。つまりさまざまな工夫・アイデアを取り入れて工場を作ることができます。

海外での工場立ち上げに携わる人は、「大変だけど、楽しい」という意見の人が多いです。自分の技術に関する知識やこれまで培ったスキルを存分に活かして仕事ができるため、とても充実感があります。

もちろん意思疎通が上手く図れなかったり、思うように立ち上げが進まなかったりすることはあると思います。ですがそれを含めて、とても大きな経験になるはず。海外勤務は数年でひと区切りになることが多いため、日本へ戻ってくる頃には、ひと回りもふた回りも成長した自分に出会えます。

海外工場勤務のデメリットは「現地での生活に対応できるかどうか」

海外勤務では、日本とは違った環境の中で生活することになります。日本食が恋しくなることや、「日本はもっと快適だった」と思うことはあるはずです。

ただし最近はインターネットが普及しているので、日本食を通販で購入することはできるはずです。また、海外へ赴任すると、現地では富裕層のような生活水準を送れることが多いです。プール付きの高層マンションに住めて、整った環境の中で生活できる場合もけっこうあります。

もちろん向かう国や、企業が提示する条件によって生活のしやすさは異なります。ただ、「過酷な生活環境だった」ということは少ないはずです。海外勤務をしてくれる社員は、企業にとっても貴重な存在。企業側も働きやすいよう、できる限りのフォローをしてくれるのです。

上で紹介した管理人の知人も、「サウジアラビアでの生活は、慣れれば普通」と話していました。数年で終わることを考えれば、けっこう良い生活といえるのかもしれません。

海外の工場勤務の求人は少ないが、大手の転職エージェントなら多め

海外で工場勤務ができる求人は、ほかの求人に比べてかなり少ないです。管理人が調べたところ、海外工場での求人を紹介してもらえる可能性の高い転職エージェントは、「リクルートエージェント」と「doda(デューダ)」でした。

今の年収が600万円以上なら、ハイクラス求人を紹介してもらえる「ビズリーチ」も良いです。ただ、ビズリーチは月2,980円(あなたの年収が750万円以下)もしくは月4,980円(あなたの年収が750万円を超える場合)の有料サービスとなっています。

リクルートエージェントは「非公開求人」をたくさん確保しているため、非公開求人として海外での工場勤務求人を紹介してもらえる可能性があります。リクルートはさまざまな企業とネットワークがあるので、海外工場勤務の求人もほかのエージェントに比べると充実しています。

また、リクルートエージェントは「AGENT Report(エージェントレポート)」という独自の企業情報を提供してくれます。アドバイザーが企業から収集した情報を分析してまとめた、「生の情報」が詰まったレポートです。海外勤務の求人を検討するときには、なるべく詳しい情報を得ておくべき。転職を決めるかどうかの判断材料に、AGENT Reportは役立ちます。

>>「リクルートエージェント」の公式ページ・詳細

doda(デューダ)も製造・ものづくり関連の求人が多いです。海外の工場勤務も定期的に求人があるため、考えてみるのもオススメです。

また、dodaには「スカウトサービス」という機能があります。これは自分のキャリアや仕事の希望を登録しておくと、企業からスカウトが届くというサービス。スカウトサービスを登録しておけば、あとは待つだけで海外の工場勤務求人を紹介してもらえます。もちろん求人に応募するかどうかはあなたの自由なので、スカウトが届くことで新たな視野が広がるかもしれません。

>>「doda(デューダ)」の公式ページ・詳細

海外での工場勤務は生活が大きく変わるので、なかなか決断できないこともあるもの。まずは上のような情報収集をしながら、転職エージェントのアドバイザーと一緒に相談するのもおすすめです。

海外での工場勤務で、さらに上のステージへ

ここでは「海外での工場勤務」について紹介してきました。海外の工場を立ち上げたり、技術指導員として向かったりすることは、かなりハードルの高い仕事。ただ、自分に任される裁量はとても大きく、「やりがいのある仕事をしやすい」といえます。

また、さまざまなハードルを乗り越えて仕事をやり遂げたときには、さらに上のステージで活躍できる可能性も開けるはず。それに合わせて、もちろん収入も高くなるでしょう。

海外勤務を検討するときには、転職エージェントを活用すると良いです。エージェントへ登録しても、すぐに転職を決めないといけないわけではありません。アドバイザーと相談して、自分に合った仕事を探すために情報収集することをおすすめします。

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