第二新卒は製造業に転職しやすい年代。製造業は未経験でも始めやすく、働く中でスキルや経験を身につけられます。そのため心機一転やり直して、キャリアを積むのにピッタリ。
ここでは「第二新卒が製造業へ転職するメリット」と「製造業への転職で気をつけるべきこと」「オススメの転職エージェント」について解説します。
>>第二新卒で製造業に転職するときの、オススメ転職エージェント!
製造業は第二新卒にもおすすめ
製造業の仕事は、第二新卒にもオススメ。管理人も第二新卒として製造業に転職した経験があり、今も製造業で働いてます。管理人が感じる「第二新卒が製造業へ転職するメリット」を紹介します。
未経験歓迎の求人が多い
製造業の仕事は「未経験歓迎」の仕事が多いです。やる気と若ささえあれば、「これから育てていこう」と考えてくれる企業が多いですです。
もちろん会社に頼ってばかりで受け身の姿勢だと、採用してもらうのは難しいです。ただ、経験やスキルがなくても、きちんと熱意をもって応募すれば、採用してもらえる企業が見つかるはず。
未経験歓迎の求人があれば、とにかくまずは応募してみるのも良いと思います。
ノルマがなく、働きやすい
製造業は営業やIT業界などでよくある「ノルマ」がありません。管理人はノルマに追われるのは嫌なので、マイペースに働ける製造業は自分に合っていると思います。もちろんサボっているわけではなく、ちゃんと仕事はしています(笑)
製造業は日本の中でも歴史が長く、トヨタやホンダ、ソニーなどが率先して「働きやすい職場づくり」に取り組んできました。製造系企業の多くはトヨタやソニーなどの手法を取り入れているため、整った環境で働けることが多いです。ただ、小規模の町工場などではトヨタ方式などを導入していないため、会社によって働きやすさに差があります。
仕事を通して、技術・スキルを身につけられる
製造業の仕事を長く続けると、知識・経験・スキルを身につけることができます。
ものづくりをするためには、さまざまな知識が必要。物理・化学・電気・機械・数学など、仕事の中で学ぶことがたくさんあります。これは大変に思うかもしれませんが、知識が増えるにつれてよりレベルの高い仕事もできるようになり、収入ややりがいもアップします。
また、仕事を通した経験や実績は今後にも役立ち、また転職をするときのアピールポイントになります。入社したら、まずは目の前の仕事を頑張りながら勉強していきましょう。
第二新卒で製造業へ転職するときの注意点
第二新卒として製造業へ転職するときには、気をつけるべきこともあります。次の4つに気をつけて、転職活動を進めましょう。
【第二新卒での製造業への転職、ここに注意】
- 「なぜ製造業を希望するのか」をハッキリさせておく
- できれば面接などで、職場を見学させてもらう
- 「次は長く続けていけるかどうか」を考える
- 退職した理由を「前向きに」伝えられるようにしておく
「なぜ製造業を希望するのか」をハッキリさせておく
今までの仕事が製造業とまったく違う場合、転職先の企業はあなたに対して「なぜ全く別の仕事をしたいと思ったのだろう・・」と気になるはず。「志望動機(なぜ製造業の仕事に転職したいのか)」を、ハッキリさせておきましょう。
- 自分を振り返り、車が好きなので「車に関する仕事」がしたいと思った。そのときにやりたいと思ったのが製造の仕事だった。未経験だけれど興味をもって取り組めると思うため、頑張りたいと思っている。
- 改めて自分がやりたい仕事について考えたとき、以前から興味のあったものづくりの仕事をしたいと思った。製造の仕事を通して技術や知識を磨き、今後はより専門性を高めていきたい。
上のように、「今までは違う仕事をしていたけれど、あたらめてよく考えたところ、製造業が良いと思った」というニュアンスで伝えると良いです。
上の例を完全にマネすると、面接官には薄っぺらく聞こえてしまいます。そのため自分の中でしっくりくる志望動機を考えてください。本心からの志望動機は、面接官に伝わります。
できれば面接などで、職場を見学させてもらう
製造業の仕事が初めての場合、入社してから「こんなはずじゃなかった・・」と後悔しないよう、前もって確認しておく必要があります。
製造業は工場や研究所で働くことになりますが、職場の環境や雰囲気が自分に合いそうか、チェックしておくと良いです。
イチバン良い確認方法は、面接のときに「職場(工場)を見学させていただくことはできますでしょうか」とお願いすることです。だいたいの企業はこうお願いすると「やる気がある」と感じてもらえて、見学させてくれます。実際に職場を見てみることで、働き始めたときのイメージがより掴みやすくなるはずです。
「次は長く続けていけるかどうか」を考える
- 「今の会社を早く辞めたいし、とりあえずこの会社に転職しよう」
- 「何でもいいから違う仕事ができればいいや」
上のように考えてしまうと、また転職することになる可能性が高いです。また、少し大変なことがあっただけで、仕事を辞めてしまいやすくなります。
理由は単純で、「まだ自分の気持ちがあいまいだから」です。
仕事は楽しいこともありますが大変なときもよくあり、軽い気持ちで始めると長続きしません。
そのため転職活動をするときには、「次は長く働ける会社を探そう」と意識すると良いです。こう考えて仕事を探すだけでも、選ぶ仕事がかなり違ってくるはずです。
製造業は上で紹介したように、未経験でも仕事を始めやすいです。ただ、「ラクそう」のように甘く考えると長続きしないため、気をつけてほしいと思います。
退職した理由を「前向きに」伝えられるようにしておく
第二新卒で転職する場合、面接で伝える「退職理由」にも気をつける必要があります。
【こんな退職理由は嫌われる!】
- 「忙しかったため、前職を辞めた」
- 「人間関係が上手くいかなかったため、転職しようと思った」
- 「仕事にやりがいをもてなかったため、御社が良いと思った」
上の例は全て、前職を悪いところを退職理由として伝えています。こうした内容を面接官に伝えると、不採用になる不採用になる可能性がかなり高いです。
面接官は、次のように考えます。
- 「忙しかったため」→「ウチに入社しても、また忙しいと言って辞めるのでは?」
- 「人間関係が上手くいかなかったため」→「あなたのコミュニケーション能力に問題があったのでは?」
- 「仕事にやりがいをもてなかったため」→「自分から積極的に仕事へ取り組まなかったからでは?」
正直なところ、仕事が忙しかったり、人間関係を苦痛に感じたりして辞めることは、誰しもあると思います。管理人もあります(汗)ただ、それを面接を受ける企業へストレートに伝えてしまうと、マイナス印象になってしまいます。本心は上のような気持ちだったとしても、退職理由は必ず「前向きな形」で伝えましょう。
【退職理由は前向きに!】
- 仕事をする中で、だんだんと自分の興味が変わってきた。
- 以前からやりたいと感じていた「ものづくりの仕事」をしたいと思い、応募した。
- 社会人として視野が広がり、自分の将来について改めて考えるようになった。その結果、やはり車が好きなので製造業で車の仕事をしたいと思った。
上のような退職理由なら、それほどマイナスイメージをもたれることはないはず。言い方を変えるだけで印象は大きく変わるため、退職理由は面接の前にじっくり考えておきましょう。
第二新卒が製造業への転職を考えるときに、おすすめのエージェント
ここまで紹介したように、製造業の仕事は第二新卒にもオススメ。ただし上で紹介したポイントにはしっかり気をつけて、転職の準備を進めましょう。
ただ、志望動機や退職理由を考えたり、履歴書や職務経歴書などを作るときには、悩むこともあるもの。自分だけで転職の準備・対策をするのは、かなり大変です。
そのため「転職エージェント」を使うのがオススメです。
転職エージェントは、求人の紹介や転職活動のサポートを無料で行ってくれるサービス。登録すると担当のスタッフがついてくれて、不安や悩みが出てきたときにすぐ相談できます。
転職エージェントは無料で使えて、1人で準備を進めるよりずっとラクに良い転職ができます。活用しない手はないので、次の3社のどれかはぜひ使ってほしいと思います。
豊富な求人と充実したノウハウで転職しやすい!「リクルートエージェント」
まずはオススメなのは、大手の転職エージェントとして有名な「リクルートエージェント」。
リクルートはさまざまな企業とつながりがあり、大手メーカーから準大手、中小企業まで幅広く揃っています。第二新卒で大手へ転職するのはかなり難しいですが、準大手や中小企業なら可能性は十分あります。
また、リクルートエージェントは「転職のノウハウが充実している」という点もメリット。
リクルートは人材サービスをずっと運営しているため第二新卒のサポートにも強く、書類作成や面接などのアドバイスはもちろん、個別の相談などもしっかり対応してくれます。
リクルートエージェントは総合的にバランスが取れていて、「まず使うべきサービス」としてオススメです。
前職も製造業だったなら便利な「マイナビメーカーAGENT(エージェント)」
次のオススメは「マイナビメーカーAGENT(エージェント)」というサービス。大手企業のマイナビが運営している、製造エンジニア専門の転職エージェントです。
マイナビメーカーAGENTは製造系の求人しか扱っていないため、チェックできる求人のムダが少ないです。
また、担当のアドバイザーは全員が技術や製造業界に詳しいため、経験やスキルを踏まえてベストな求人を提案してくれます。「文系出身のアドバイザーで、何だか頼りない・・」という心配がないため、前職も製造業だったなら使いやすいです。
大手マイナビのサービスなので、求人の量と質、アドバイザーの実力や転職ノウハウはしっかりしています。経験者なら、こちらがオススメです。
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求人が豊富でツールが充実している「doda」
doda(デューダ)も大手転職エージェントとして人気のサービス。製造業が求人が多く、第二新卒でも応募可能な求人もたくさんあります。
dodaも転職ノウハウが充実していて、手間のかかる職務経歴書を簡単に作れる「レジュメビルダー」や、経歴を登録しておくと企業からオファーがある「スカウトサービス」などのツールもあります。スタンダードな転職エージェントとして、使いやすいサービスです。
第二新卒でも製造業への転職は十分可能!
ここでは「第二新卒で製造業へ転職する場合」について紹介しました。製造業の仕事は未経験からでもキャリアを積みやすく、落ち着いて働きやすい仕事です。第二新卒の新しいキャリアとしても良いので、ぜひ考えてみてください。悩んだときは転職エージェントで相談して、新しいスタートを切ってほしいと思います。