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化学プラントの製造エンジニアは実際どう?仕事内容や給料などの口コミ体験談

投稿日:2020年3月9日 更新日:

石油プラント

プラントにはいろんな種類がありますが、石油や薬品を作る「化学プラント」はその代表例。製造エンジニアなら転職はハードル低めで、きちんと働けばけっこう稼げます。

管理人も化学系のプラントで製造エンジニアとして働いていたので、その体験談を紹介します。

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化学プラントの製造エンジニアは、「体力は必要だけど、けっこう稼げる」

まず、化学プラントの製造エンジニアをひとことで言うと、「体力は必要だけど、稼げる」という感じです。

管理人は一応大卒ですが、出たのはいわゆる三流の大学。この学歴だと20代の給料は、20万円前後が普通。ですが管理人が働いていたプラントは、転職1年目で手取り26〜28万円ほどありました(残業によって変動)。年収にすると、ざっと400万円くらいです。

20代であまり経験がないのにこの給料なら、わりと良いほうだと思います。

さらにボイラー技士や電気主任技術者などの資格を取ると給料が月1万円プラスされたので、かなりたくさん資格を持っている先輩もいました。

プラントエンジニアはひとつの大きな分野になっているので、経験や技術を積むと、ほかのプラントでも働くことができます。

特に化学プラントはさまざまな製品の原料を作るため、今の時代でも安定しやすいのがメリット。「めちゃくちゃ高収入でなくていいから、ほど良く働きたい」という人には良いと思います(笑)

仕事は単純作業で、未経験でも始められる。ただし奥は深い!

プラントエンジニアの最初の仕事は、「プラントの運転・保守点検」。化学プラントではガソリンや薬品などが生産されているため、設備を動かし、正しく生産が進んでいるかチェックする業務を担当します。

仕事の内容をシンプルに言うと、

プラントの運転スタート → ときどきモニターで生産状況を確認 → 製品ができたら運転終了 → 次の生産の準備

という流れです。

設備のボタンを押したり画面を見たりするのは、経験が浅くてもけっこう簡単。そのため未経験でも始めやすく、管理人の職場では高卒の人もたくさんいました。

ただ、プラントは機械・電気・化学など、さまざまな知識によってできています。そのため「これはどうなんだろう」と追求し始めると奥が深く、身につける知識や技術はたくさんあります。

仕事を通してエンジニアとしての実力をつければ、今後のキャリアにも役立つはず。管理人の職場にいた先輩も、大手のプラントに転職したり、早い段階で主任になったりした人がいました。

人間関係はかなりラク。プラントは広いので、話す人が少ない

プラントは人間関係がさっぱりしているのも良いところ。普通の会社だとひとつの空間にたくさんの人がいますが、プラントは広いため2〜3人でチームを組み、各エリアに分かれて働くことが多いです。

また、チーム内の担当者は3交代で働くため、これまたずっと一緒に働くことはありません。

管理人の場合は3人で1チーム、勤務時間中は自分1人で作業をしていました。プラント内を歩いていると別チームの人がいたりするので、「ういーす」と声をかけ合うくらい。

ただ、ときどき他チームの人と集まってミーティングがあったので、孤独感は特にありませんでした。ほど良い人間関係で働けるプラントは多いと思います。

デメリットは、体力が必要なこと。ただし50代でも働いている人はいる

化学プラントの製造エンジニアは始めやすくて稼げる仕事ですが、「体力が必要」というデメリットがあります。

プラントは大規模なので、あちこち移動して作業をする必要があったり、プラントの配管や部品をバラして組み換え・整備をしたりすることもあります。

また、プラントは屋外にあり、夏や冬はけっこう大変。暑い中、蒸気の出ているプラントの階段を上り下りするのは、けっこうキツイです(汗)また、冬は動きやすいものの逆に寒いので、これまた配管や工具を触るときに苦労します。

あと、においも注意が必要。化学プラントはいろんな薬品などを作りますが、においがキツイこともよくあります。モノによっては鼻に「ギュンッ」という感じでくるので、ガスマスク必須です(汗)

最後に、化学プラントだけではありませんが、プラントの製造エンジニアは「夜勤」があります。

夜勤は大変と思われがちですが、管理人がいた職場ではそんなに大変ではありませんでした。「夜に起きている必要がある」ということだけ慣れれば、あとは画面のチェックが基本。大変な作業は人が多い昼間にすることが多かったので、仮眠も取れてわりとラクでしたね。

技術・知識を磨く気持ちをもって働けば、高収入も狙える!

こんな感じで化学プラントの製造エンジニアは、「大変なことはあるものの、安定していてそこそこ稼げる仕事」といえます。手に職もつけられるので、合っていそうなら働くのも良いと思います。

プラントは大規模で、スケールの大きな事業です。いち作業スタッフとして働いていると気づきにくいですが、知識や技術を身につけてプラント全体を見渡せるようになると、収入は大きく伸びます。

製造エンジニアとして経験を積んだら、プラントの生産を管理してより効率的に製品を作る「生産技術」や「生産管理」などになると、よりステップアップできるはず。大手企業のプラントで生産技術などに転職できれば、年収800万円や1,000万円も見えてきます。

もちろん全ての人におすすめではありませんが、こうした道もあることを知っておくと、プラントの仕事に希望を持ちやすくなると思います。

少し前に工場の夜景が流行りましたが、プラントは複雑に入り組んだ配管がきれいで、管理人はその見た目がけっこう好きです(笑)稼げるのはひとつのメリットですが、やりがいをもって働けるとより良いですね。

 化学プラントの製造エンジニアは、これから転職するにもオススメ

化学プラントでの製造エンジニアは管理人もやっていましたが、製造業の中では将来性がある仕事だと思います。化学はどの製品にも応用しやすく、プラントで新たな薬品などが作られる可能性も高いです。

化学プラントは最初のうちは単純作業でも働けて、自分のペースで技術や知識を深めていけます。求人紹介や面接などもサポートをしてもらえる転職エージェントも活用して、良い転職をしてほしいと思います。

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