転職活動をするときには、「転職エージェント」を使うと良いです。転職エージェントは完全に無料で利用でき、求人の紹介や転職に関するさまざまなアドバイスをしてくれます。
ハッキリ言って、自分1人で転職を進めるのと転職エージェントを使って活動するのとでは、転職のしやすさが圧倒的に違います。働きやすくて、収入・待遇とも満足できる仕事を探すなら、転職エージェントは絶対に使うべき。
ただ、初めて転職エージェントを利用する場合、どんな流れで使うのか分からないことが多いです。そこでここでは、「転職エージェントを利用するときの流れ」を解説します。
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転職エージェントを利用するときの流れ
転職エージェントを使う場合、次の7ステップで転職活動を進めます。
- 転職エージェントへ登録。
- カウンセリング・面談を受ける。
- 求人を紹介してもらう。
- 書類を作る。
- 求人へ応募!書類選考。
- 面接を受ける。
- 内定!入社準備をする。
1. 転職エージェントへ登録
まずは利用する転職エージェントを決めます。オススメなのは「リクルートエージェント」と「doda(デューダ)」です。両方とも大手のエージェントとして人気で、製造業関連の求人が豊富。また、転職に関するノウハウが充実しているため、担当のアドバイザーからていねいなサポートを受けることができます。
転職エージェントは、できれば2つか3つのサービスを併用すると良いです。あなたをサポートしてくれるアドバイザーとは、どうしても相性があります。そのため「このアドバイザーとは、イマイチ合わない」という場合があります。
あまり信頼できないアドバイザーにあなたの転職を任せるのは、不安なもの。そのため複数のエージェントを利用して、一番親身に対応してくれるサービスをメインで使うと良いです。
2. カウンセリング・面談を受ける
転職エージェントへ登録すると、担当のアドバイザーから連絡がきます。そして「カウンセリング(面談)」を受けることになります。カウンセリングは、転職エージェントのオフィスで受けることになります。
カウンセリングでは、アドバイザーがあなたの経験やスキルなどを確認してくれます。アドバイザーはこの情報を元にして、あなたへ仕事を提案してくれます。そのためカウンセリングでは、自分の経験やスキルをアドバイザーにしっかり説明しましょう。
「自分にどのようなことができるのか」「どのような仕事をしてきたのか」「どのようなことが得意なのか」などをアドバイザーへ伝えることで、より的確なサポートを受けやすくなります。
また、転職エージェントでのカウンセリングは「面接」ではないので、気楽に受けることができます。ただ、アドバイザーに好印象をもってもらうほうが、より転職の成功率は上がります。
3. 求人を紹介してもらう
カウンセリングを終えたら、アドバイザーから求人を紹介してもらいます。
人によっては「あまり経験・スキルがないんだけど、本当に仕事を紹介してもらえるの?」と不安になるかもしれません。ですが転職エージェントでは、意外なほどさまざまな求人を紹介してもらえます。
転職エージェントは、本当にさまざまな求人を確保しています。その中からあなたに合いそうなものをピックアップして、アドバイザーが提案してくれます。ときには自分が予想していなかったような仕事を紹介してもらえることがあり、視野が開けたり、転職が楽しみになったりすることもあります。
また、あなたに経験やスキルが豊富にあれば、限定の求人である「非公開求人」を紹介してもらえることもあります。非公開求人は誰でも紹介してもらえるものではなく、特別に提案してもらえる仕事。やりがいのある仕事や高待遇が期待できるため、紹介してもらえたらラッキーですね。
4. 書類(履歴書・職務経歴書)を作る
応募する仕事を決めたら、書類の作成をします。作る必要のある書類は2種類で、「履歴書」と「職務経歴書」です。履歴書は作ったことがあるかもしれませんが、職務経歴書は初めての場合もあるかもしれません。
職務経歴書は、「あなたがこれまで、どんな仕事をしてきたのかを伝える書類」です。形式は決まっておらず、A4用紙にPCのワード(Word)を使って作成するのが基本。職務経歴書は正社員や派遣社員として経験がある場合には作る必要があります。
リクルートエージェントやdodaに登録すると、アドバイザーに相談しながら書類を作ることができます。
自分1人だと書類をどう作れば良いかわからないこともありますが、転職エージェントを使えば問題なし。アドバイザーから「この部分はこう修正すると良いですよ」のようにアドバイスを受けることができるため、書類選考で有利になる書類を誰でも作ることができます。
また、dodaなら、職務経歴書をカンタンに作れる「レジュメビルダー」というツールが用意されています。レジュメビルダーで必要な項目を入力すれば、誰でもサッと職務経歴書を作ることができます。3ステップで職務経歴書が完成するので、ぜひ活用しましょう。
5. 求人へ応募!書類選考
履歴書と職務経歴書を作ったら、いよいよ企業へ応募します。まずは「書類選考」が行われるため、結果を待ちましょう。
転職エージェントでアドバイスをもらいながら作成した書類なら、書類選考は高い確率で通過することができます。
もし書類選考で落ちてしまったら、作った書類を見直して、どこが悪かったかを考えましょう。そして気になった部分を修正して、あらためて他の企業へ応募します。複数の企業へ応募していれば、書類選考を通過できる企業が見つかるはずです。
6. 面接を受ける
書類選考に合格すると、転職エージェントのアドバイザーから連絡がきます。この場合、次のステップとして企業へ出向き、面接を受けることになります。
面接は転職で一番大切なもの。しっかり準備をして受ける必要があります。
- 身だしなみは整っているか。
- きちんとした立ち居振る舞いができるか。
- 志望動機・自己PRをしっかり伝えることができるか。
- 自分自身の経験・スキルをアピールできるか。
- 面接は絶対に遅刻しないこと。
上の5つは特に大切なので、しっかり確認して面接へ向かいましょう。
転職エージェントでは「アドバイザーによる面接対策アドバイス」「面接力向上セミナー」などのサポートを受けることができます。活用することで面接をクリアしやすくなるので、アドバイザーに前もって相談しておきましょう。
アドバイザーから「面接対策をやりましょう」と声をかけてもらえることもありますが、自分から「面接が不安です」とアドバイザーへ相談するほうが、より確実に面接対策を行っておくことができます。
面接は1社受けただけではなかなか上手くいかず、何社か受けることになるかもしれません。ですがアピールの仕方を改善して、複数の会社で面接を受ければ、採用してもらえる企業は見つかるはず。不安になったら転職エージェントへ相談しながら、活動を進めましょう。
7. 内定!入社準備をする
こうして面接を受けていくと、見事内定をもらえる企業を見つけることができます。内定をもらったら入社するかどうかを決めて、転職を決める場合は「入社日時」を伝えましょう。転職先の企業担当者へ直接伝える場合もあれば、転職エージェントのアドバイザーを通して伝える場合もあります。
転職活動も慌ただしいですが、入社前も忙しくなりやすいです。引越しの必要があれば荷物をまとめて、引越し先の家も決める必要があります。
ほとんどの企業は「なるべく早く働いてほしい」と考えているため、準備はタイトなスケジュールになることが多いです。
また、転職エージェントのサポートは、入社する企業を決めた時点で終了になります。発生するお金はゼロですが、転職エージェントはあなたが入社する企業から、「紹介手数料」を受け取ります。これがエージェントの利益です。
以上が転職活動の基本的な流れです。だいたい1〜3ヶ月ほど、長くて半年ほどあれば、次の仕事を見つけることはできます。
新しい仕事を始めるときは、不安と期待が入り混じった不思議な感覚になります。これからの仕事も、ぜひ頑張ってくださいね。
良い転職は、転職エージェントで大きく左右される!
転職エージェントは、以上のように使います。良い転職をするには、転職エージェントの利用が不可欠。エージェントへ登録すると、アドバイザーがしっかりサポートしてくれます。全体像を理解して、迷わず転職に向けた準備を進めましょう!
なお、製造業・工場勤務への転職にオススメの転職エージェントは、別ページで紹介しています。合わせて参考にしてくださいね。