50代でも、工場勤務に転職することはできます。工場の仕事は全国にたくさんあり、中には人手の足りていない職場もあります。あなたにやる気があれば、工場で働ける可能性は十分あります。
ただ、安易に仕事を選んでしまうと、「入社はできたものの、体力的に続かない・・」ということになったり、ストレスが溜まったりしてしまうことがあります。前もって仕事についてきちんと考えて、転職する必要があります。
ここでは「50代からの工場勤務」について紹介します。
50代でも工場で働くことはできる!
冒頭でもお伝えしたように、50代でも工場で働くことはできます。できれば引越しも視野に入れることができると、よりあなたに合う求人を探しやすくなります。
地方の郊外には、大手メーカーの大規模な工場がたくさんあります。こうした工場で働くことができれば、働きやすい環境と安定した収入を手に入れることができます。
工場の仕事にはさまざまなものがあり、車体工場のように大きなものを扱う職場もあれば、小さなパーツを扱う職場もあります。50代で工場勤務をする場合、体力的に大きなものを扱うのは大変なはず。そのため、小さなパーツを作る「部品工場」や「食品工場」がおすすめです。
派遣勤務になる可能性はある
50代でも工場の仕事をすることができるものの、「正社員」を目指すとなると別問題です。
企業は長く働いてくれる人を雇いたいと考えているため、50代は正社員として採用されにくいです。
もちろんリクルートエージェントのような「転職エージェント」に相談し続ければ、仕事を見つけられる可能性はあります。ただ、時間がかかりやすいことは頭に入れておくべきです。
派遣社員であれば、比較的スムーズに仕事を見つけることができます。派遣会社が運営する「工場の仕事を扱う求人サイト」で仕事を探せばOKです。
50代で工場勤務をするときの注意点
50代で工場勤務を始めるときは、気をつけておくべきポイントがあります。次の4点をチェックしておきましょう。
【50代の工場勤務、ここに注意!】
- 自分の体力でできそうな仕事か、確認する
- できれば工場を見学させてもらう
- 年下上司からの指示に、きちんと従う
- 長く仕事を続ける意識をもつ
自分の体力でできそうな仕事か、確認する
50代がまず考えるべきことは、体力の問題。「心はまだまだ若いつもりでも、体が追いつかない・・」ということは、50代にはよくあります(汗)
自分では元気と思っていても、体内ではすでに老化が進み始めています。「重たいものを持ち上げたら、ギックリ腰になってしまった」「踏ん張っていたら、体の調子がおかしくなってしまった」のようなトラブルは、50代なら誰でも起こり得ます。
そのためできるだけ、働きやすい仕事に応募しましょう。
体力が必要な仕事は高収入・高待遇で、とても魅力的。ただ、条件の良い仕事には、必ずリスクがあります。50代の場合は「無理なく働けることができ、安定している仕事」を選ぶほうが良いです。求人を確認するときには、必ず仕事内容が自分に合うかチェックすると良いです。
できれば工場を見学させてもらう
仕事内容をしっかり確認するには、工場を見学させてもらうと良いです。面接を受けるときなどに「工場を見学させていただけませんか?」とお願いしてみてください。
工場を見学すると、さまざまなことが分かります。仕事内容以外にも「職場の雰囲気」や「働く環境」なども分かるため、自分でも働けそうかを判断しやすくなります。
また、「実際にその工場で働いている姿」をイメージしてみてください。「ここなら頑張れそうだな」と思える工場なら、きっとあなたに合っているはず。「これはキツそうだ・・」と感じたら、仕事探しを急いでいても、冷静になるほうが良いです。
年下上司からの指示に、きちんと従う
50代には「長年生きてきた経験によるプライド」をもっている人が多いです。ただ、工場で仕事を始めると、多くの場合は上司のほうが年下になります。こうした上司と上手くやっていかないと、工場の仕事を続けることはできません。
今までの経験は、もちろん素晴らしいものだと思います。ただ、新たに工場の仕事を始めるときにはプライドを置いておき、上司の指示に従うべきです。
50代の人があれこれ意見を言うと、上司は「やっぱり年上の人は扱いづらい・・。異動やクビも考えないとな」と思いやすいです。逆にあなたが上司の言うことをしっかり聞いて、真面目に仕事へ取り組んでいると、「この人は50代で転職してきたのに、余計なプライドがない。謙虚ですごい人だ」と感じてくれます。
「あの上司め・・」と思うこともあるかもしれませんが、自分なりのストレス発散法を見つけて、仕事はキッチリ取り組んでみてください。そうすればきっと、あなたへの信頼も生まれるはずです。
長く仕事を続ける意識をもつ
50代で新たな職場へ転職するということは、とても大きなチャレンジ。また、年齢的に失敗できない状況でもあります。
そのため仕事を探すときには「長く働く意識」をもつと良いです。「とりあえず、仕事を見つけよう」と安易に考えてしまうと、また転職先を探す羽目になってしまいかねません。
50代で工場勤務の求人を探すためにおすすめのサービス
50代で工場勤務へ転職する場合、以上のポイントに気をつけると良いです。
上でも書きましたが、転職をするときには「派遣会社が運営する求人サイト」や「転職エージェント」を使うのがオススメ。こうしたサービスは無料でスタッフが仕事探しや面接のサポート・アドバイスをしてくれるため、50代でもスムーズに転職しやすくなります。
自分だけで転職の準備をするのは、けっこう大変なもの。上手く進まないと、不安や悩みも出てきます。こうしたときにすぐ相談できる相手がいないと1人で考え込んでしまい、なかなか転職できません。派遣会社の求人サイトや転職エージェントで相談しながら準備や対策を進めれば、ずっとラクに良い転職ができるはずです。
50代にオススメなのは、次の3つのサービス。ぜひ参考にしてほしいと思います。
工場系の求人が豊富な「工場求人ナビ」
「工場求人ナビ」は、日本全国の工場求人を扱っている転職サイト。派遣や正社員、高収入な期間工の求人など、さまざまな仕事が充実。自分にピッタリな仕事を見つけやすいです。
工場求人ナビは45年以上に渡って工場系の人材サービスを展開している「日総工産」という派遣会社が運営しています。登録すると、スタッフから無料でサポートを受けることができます。
工場求人ナビのスタッフは工場や製造業の知識が豊富。そのため的確なアドバイスを受けられて、スムーズに仕事を見つけやすいです。
50代で正社員を目指すなら「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは、大手企業のリクルートが運営している転職エージェント。登録すると担当のアドバイザーがついてくれて、求人の紹介や転職する上でのアドバイスをしてくれます。
正社員を目指したい場合や安定して働ける仕事を見つけたい場合、リクルートエージェントはイチバンオススメのサービス。大手から中小企業まで幅広い求人が揃っているため、経験やスキルを活かせる仕事も見つかりやすいです。
また、リクルートエージェントは「転職ノウハウ」をたくさん蓄積していて、アドバイザーのサポートもしっかり。「この方は50代ですが、やる気のある良い方ですよ」のように、あなたを企業へ売り込んでくれます。面接を受けるときにも、有利に進みやすくなるはずです。
転職エージェントは50代にとって、馴染みのないサービスかもしれません。ですが1度利用してみるのは、とてもオススメです。利用は完全に無料なので、まずは相談してみてほしいと思います。
さまざまな仕事をカンタンに検索できる「コウジョブ」
コウジョブは、日本全国のさまざまな工場求人を検索できるサイトです。工場求人ナビのようにスタッフのサポートはないものの、たくさんの求人をチェックできる点がメリットです。
コウジョブは画面がシンプルなので、50代でも使いやすいです。さまざまな求人を眺めていると、「こんな仕事もあるのか」と新しい発見があることもあります。
また、コウジョブは気になる求人を見つけたら、自分で応募して、自分で面接の準備・対策をする必要があります。「アドバイスとかサポートとかは必要ないから、自分で転職活動を進めたい」という場合にはおすすめです。
50代でも、工場勤務を始めることはできる!
ここでは、50代で工場勤務を始める場合に気をつけることと、おすすめの転職サービスについて紹介してきました。
50代でも、工場の仕事を始めることはできます。ただ、やみくもに工場の仕事を始めてしまうと、自分に合わない職場を選んで失敗してしまう可能性があります。紹介したポイントに気をつけて、目的に合う転職サービスを利用して、希望にピッタリの仕事を見つけてほしいと思います!